ホーム > 業界の取り組み > 鉄鋼製品のLCA > リサイクルの種類

リサイクルの種類

持続可能なリサイクルの要件

私たちの生活を支える自動車や家電製品がその役割を終えた後、それらの製品を構成している材料は、様々な運命をたどることになります。一部の材料は最終処分されますが、多くの材料は様々な形でリサイクルされています。材料のリサイクルには大きく3つの種類があります。

  • サーマルリサイクル(オープンループリサイクル)

    廃棄物を焼却したときに発生する熱によって電力や蒸気を回収します。ときには廃棄物の容積を減らすために行われます。燃え残った燃焼灰などの廃棄物処分が必要となります。

  • カスケードリサイクル(オープンループリサイクル)

    性質の劣化・変化を伴うマテリアルリサイクルです。有限のリサイクルで、最終的には廃棄されます。

  • クローズドループリサイクル

    材料の持つ本来の性質を保ったまま同じ材料製品の原料として無限にリサイクルが可能です。オープンループリサイクル(サーマルリサイクル、カスケードリサイクル)が不可逆的なマテリアルサイクルであるのに対して、クローズドループリサイクルは可逆的なマテリアルサイクルであり、新たに投入される天然資源消費量の削減、さらに環境負荷物質排出量の低減、廃棄物の削減が図られることから、オープンループリサイクルよりも持続可能性(サステナビリティー)の点で優れています。

鉄鋼材料は非常に高いリサイクル率で、クローズドループリサイクルされています。

自動車のリサイクル率

2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年
前年末保有台数 a 75,324 75,362 75,513 76,126 76,619 77,188 77,404
当年新車販売 b 4,956 4,210 5,370 5,376 5,563 5,047 4,970
当年末保有台数 c 75,362 75,513 76,126 76,619 77,188 77,404 77,750
廃車台数 d=a+b-c 4,919 4,059 4,757 4,882 4,993 4,831 4,624
中古車輸出 e 866 846 988 1,107 1,245 1,245 1,188
国内解体対象 f=d-e 4,053 3,214 3,769 3,775 3,749 3,586 3,436
自リ法処理台数 g 3,926 2,872 3,405 3,365 3,399 3,206 3,307
乖離 f-g 127 342 364 410 350 380 129
見掛リサイクル率 g/f 97 89 90 89 91 89 96

データ出典:日本自動車工業会、財務省貿易統計、自動車リサイクル促進センター

・鉄鋼材料の場合、自リ処理プロセスでほぼ完全に回収されるため、台数ベースでリサイクル率を推計できる。
・なお、乖離分の多くは、パーツとして国内外で利用されたものと推定され、実際のリサイクル率はさらに高いものと推認される。

スチール缶のリサイクル率

スチール缶のリサイクル率

「データ出典:スチール缶リサイクル協会

スチール缶 ガラス瓶 PETボトル 紙製容器包装 プラスチック
容器包装
アルミ缶 紙パック 段ボール
93.9 68.4 86.9 25.0 45.3 62.8
(Closed-loop)
92.4(全再生率)
43.1 97.2
(2016FY) (2015FY) (2015FY) (2015FY) (2015FY) (2016FY) (2015FY) (2015FY)

ページの先頭へ