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表面処理鋼板(ひょうめんしょりこうはん)

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鋼板は圧延直後そのままの状態で使用すると、やがて表面が酸化、腐食します。そこで表面を亜鉛、すず、クロム,ニッケルなどの金属元素でめっきしたり、塗装やプリントをしたり、樹脂を被覆したり、さらには合金化するなどの加工処理が施されます。

 

 

亜鉛めっき鋼板…高付加価値製品として多分野で活躍

冷延鋼板などに亜鉛めっき処理をした鋼板。耐食性に優れた表面処理鋼板の代表である。建築をはじめ自動車、家電製品など、各種の構造部材に広く使用されている。
製造方法には溶融めっき法と電気めっき法の2種類があり、溶融めっき法の方がめっき層が比較的厚く仕上がる。また、亜鉛のほかにアルミニウム、クロム、ニッケルといった合金元素を加え、それぞれの特性を発揮させた複合合金めっき鋼板もある。また、近年、環境負荷の高いクロメート(六価クロム)処理に依らないクロメートフリー亜鉛めっき鋼板が開発され、適用が進んでいる。
[関連リンク]錆とたたかう

塗覆装鋼板…建築物や家電などで幅広く使用

プレコート鋼板はポリエステルなどの樹脂フィルムを貼ったり、樹脂塗料を焼付塗装した鋼板。塗膜には、加工性や耐疵付性、対汚染性、対候性などが要求される。需要先での塗装工程が省略できる利点があり、家電製品、建材などに使われる。
塗装亜鉛めっき鋼板は主に耐食性に優れた亜鉛アルミニウム合金めっきを下地に合成樹脂塗料を塗装、焼き付けした色彩豊かな鋼板である。

ブリキ…歴史に支えられためっき鋼板

(提供:スチール缶リサイクル協会)

圧延した薄板や帯鋼に錫(すず)めっきした鋼板。錆びの発生を抑制し、次工程での塗装性、印刷性、はんだづけなどの加工・接合時に優れた特性を発揮。食缶、飲料缶、18L缶など各種容器に幅広く使用されている。また、すずめっきの代わりに電解クロム酸処理を施し、塗装性、印刷性に優れたティンフリースチールも開発され、各種容器に使われている。