メニューを飛ばして本文へ

ここから本文

軌条(きじょう)

こちらのページは旧ページとなっておりますので、10秒後に自動的に新ページに移動致します。
お気に入り等に登録している方は、お手数ですが新ページへの登録変更をお願い致します。

自動的に移動しない方はこちらをクリックして下さい

軌条とは鉄道などのレールのことです。走る車両の種類によって、軌条のサイズや材質は微妙に違っています。安全性を第一条件とするため、製造法や形状、寸法などが厳格に規定されています。

安全性が生産の第一条件

材質はほとんどのものが普通鋼で、普通レールの場合、炭素0.50〜0.75%、鋼材としては高炭素鋼に属する。レールの種類は通常1m当たりの重量で表し、30kg以上を重軌条、30kg未満を軽軌条と呼ぶ。
重軌条には新幹線や在来幹線と私鉄各社の鉄道用があり、さらにこれに併せて使うポイント用がある。そのほか、垂直誘導と危険防止用のガイドに用いるエレベーター軌条、垂直荷重が大きく、安全性向上のため頭部の肉厚をもたせて背丈を低く、底部を広くしたクレーン軌条、伝導率がよく施工が容易な地下鉄用の第三軌条などがある。軽量荷重に耐える軽軌条は鉱山・土木・建設の工事現場で使われる。

車両の種類で異なる形状や寸法

運行頻度や輸送重量の増大に対応して、耐摩耗性、疲労強度を向上させた軌条が生産されている。トンネル内や湿地帯などでは錆びにくい耐食合金鋼が使われ、また車両の高速化に伴い、振動や衝撃を少なくするため一本の長さが50mもの長尺軌条もつくられている。