メニューを飛ばして本文へ

ここから本文

鉄鋼二次製品

こちらのページは旧ページとなっておりますので、10秒後に自動的に新ページに移動致します。
お気に入り等に登録している方は、お手数ですが新ページへの登録変更をお願い致します。

自動的に移動しない方はこちらをクリックして下さい

鉄鋼二次製品とは、一般的に一次製品(鋼材)から二次的に成形したり、加工した製品をいいます。さらに、釘、針金、金網などといった、三次加工用の素材となるものも含まれています。

線材二次製品…広く産業界に必要不可欠な線材

普通線材のうち、普通鉄線は直径0.18〜18mm程度に伸線したもので、ヒューム管などコンクリート製品の補強用に使われるほか、なまし鉄線にして鉄筋などの結束材料に使われる。また、丸釘や金網、有刺鉄線に加工したり、亜鉛めっき鉄線にも用いられる。冷間圧造した太ものの鉄線はねじやボルト等になる。
特殊線材製品には、硬鋼線材及び被覆アーク溶接棒心線用線材、冷間伸線した硬鋼線、PC硬鋼線、亜鉛めっき硬鋼線材及びめっき線材を撚り合わせた鋼撚り線や鋼索が含まれる。主な用途は自動車用のばね材、ビードワイヤ用のめっき鋼線など。
特殊鋼線材のピアノ線は楽器の弦として開発されたものだが、自動車の高級ばね、吊橋用ワイヤストランド、コンクリートの強度を高めるPC鋼線や鋼撚り線などになる。ステンレス鋼の素線を伸線したステンレス鋼線は、家電製品や建築用などのねじ類に使用される。

みがき棒鋼…自動車部品向けなど、高品質鋼材

丸棒やバーインコイルを素材とし、ダイスを通して引き抜き、仕上げた製品。素材となる棒鋼は直径が5〜100mm程度、断面形状は丸形、四角、六角、八角形など。材質は普通鋼をはじめ、機械構造用炭素鋼、快削鋼のほか、ニッケル、クロム、モリブデンなどを含む合金鋼がある。用途は自動車、機械のシャフト類、車軸類、精密機械部品など。

容器…飲・食料、液体保存用の缶材

薄板を加工した製品。食缶は食料品を密封した後、加熱、殺菌処理をする。ブリキやティンフリースチールが材料。18L缶は石油やガソリン、塗料、食料油などの貯蔵用に使われる。ドラム缶は熱延薄板や冷延鋼板を円筒状に成形。天地板を巻き締め、あるいは溶接する天地固定容器と取り外しができるオープン容器がある。一般缶は板厚が0.5mm以下のブリキ、ティンフリースチール、亜鉛めっき鋼板やその他表面処理鋼板を材料につくられ、贈答用の菓子、海苔、お茶や塗料、雑貨など多様な用途に使われている。