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耐震性能

鋼構造は、地震エネルギーを塑性変形によって吸収するため、大地震でも脆性的な破壊や崩壊を免れ、生命の安全を確保することができる耐震性に優れた構造です。
さらに、低降伏点鋼(注1)を用いた制振部材(ダンパー)を適切に配置することで、柱や梁などの主要構造部の損傷を防ぎ、耐震性を向上させることができます。
また、CFT(コンクリート充填鋼管)柱(注2)の利用により、充填コンクリートとそれを拘束する鋼管との相乗効果で、建物の揺れを少なくし、柱の断面も小さくすることができます。
耐震性に優れた鋼構造校舎は、防災拠点や備蓄基地としての活用も期待されます。

写真1:ブレース型ダンパー

ブレース型ダンパー

写真2:ブレース型ダンパー
写真2:ブレースによる耐震補強

ブレースによる耐震補強

写真2:ブレースによる耐震補強
写真:間柱型ダンパー

間柱型ダンパー

(注1)低降伏点鋼は、添加元素を極力低減した純鉄に近いものであり、従来の軟鋼に比べ強度が低く、伸び性能が極めて高い鋼材です。

(注2)CFT柱は、円形あるいは角形の鋼管の中に高強度のコンクリートを密実に充填した“鋼管柱”のことです。 CFT柱では、鋼管がコンクリートを拘束し、剛性・耐力・変形・耐火、そして施工等のあらゆる面で、優れた性能を発揮します。

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