第37回 物流研究会大会の開催について

 

　

　

　一般社団法人　日本鉄鋼連盟 物流政策委員会では、鋼材の安定供給を維持すべく、「物流研究会」を設置し、約50年に亘り、鉄鋼物流に関わる効率化等諸課題に関する調査・研究を続けております。

　この度、 2025年12月2日(火)に(株)神戸製鋼所 加古川製鉄所にて、「第37回物流研究会大会」を開催し、鉄鋼メーカーにおける物流関係者、鋼材物流企業を中心に約50名が参加し、「物流基地における取組について」と題した研究活動の発表および製鉄所内の物流関連施設・作業を中心とする現場見学、関係者の交流を行いました。

　これに先駆け、実作業を管理する物流会社も参加する形でワーキングを設置し、8月には(株)コベルコロジスティクス関東物流センター、9月にはJFE物流(株)名古屋物流センターを視察し、物流基地の現場での安全設備や、自動クレーンの活用事例などを実際に見学しながら情報交換を行って参りました。

　鉄鋼物流における担い手が中長期的に益々不足して行くことが想定される中で、流通基地を取り巻く環境も益々厳しくなることから、生産性の向上、安全への取組、そして基地作業の省人化がテーマとしてあげられました。今回の研究を通じて効率の良い基地の取組を調査したことで、各社の効率化に繋がることが期待されます。

　日本鉄鋼連盟では、今後も長きに亘り研究会を継続し、業界共通の物流の諸課題の解決に向け、物流会社と共に業界一丸となって検討を進めて参ります。

 

開会挨拶：川越 潤　日本鉄鋼連盟　物流政策委員会 製品物流専門委員長（JFEスチール(株) 物流総括部　部長）

開催地挨拶：中島 鉄平　(株)神戸製鋼所 鉄鋼アルミ事業部門 加古川製鉄所 副所長

研究テーマ発表の様子

研究テーマ発表者：秋田 泰弘　(株)神戸製鋼所　鉄鋼アルミ事業部門 企画管理部 営業総括グループ 係長

※8月に開催した(株)コベルコロジスティクス関東物流センター視察（センター概要説明の様子）

 

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