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AJSIウェビナー2026を実施

  日本鉄鋼連盟では、2014年5月にASEAN鉄鋼評議会(AISC)と「環境」「標準化」「通商」の3分野における交流促進に係る覚書を締結いたしました。以後、環境分野においては、経済産業省の協力により官民協力プラットフォーム「日ASEAN鉄鋼イニシアチブ(AJSI)」を立ち上げ、ASEAN鉄鋼業への省エネ・環境保全に関する支援を実施しております。

 2026年6月25日、「日ASEAN鉄鋼イニシアチブ(AJSI)」の活動の一環として、「AJSIウェビナー2026」をオンラインにて開催しました。東アジア・アセアン経済研究センター(ERIA)との共催で、経済産業省製造産業局金属課金属技術室松本暢之室長、ERIA Nuki Agya Utamaエネルギー政策担当部長兼アジアゼロエミッションセンター長、東南アジア鉄鋼協会(SEAISI)Ronald Joel C. Magsajo会長をはじめ、約100名が参加しました。

 本ウェビナーでは、日本・ASEAN諸国におけるカーボンニュートラルに向けた技術開発、課題や取り組みについて双方の代表者から紹介されました。

 第1部:日本におけるカーボンニュートラルに向けた技術開発、課題や取り組み
 ・日本の鉄鋼メーカーによるカーボンニュートラルに向けた取り組み
 ・JCM(二国間クレジット制度)の概要
 ・アジアにおける鉄鋼業の脱炭素化の将来展望に関する研究概要

 第2部:ASEAN諸国におけるカーボンニュートラルに向けた技術開発、課題や取り組み
 ・ASEAN鉄鋼業界の脱炭素化に向けた動向と課題
 ・APAEC(ASEANエネルギー協力行動計画)2026-2030におけるエネルギー見通し、移行シナリオおよび地域協力
 ・ タイの鉄鋼メーカーによるカーボンニュートラルに向けた取り組み

 松本室長は、鉄鋼業のカーボンニュートラル実現に向けて、革新的技術の社会実装までの移行期において、既存の省エネ・環境技術を最大限に活用し、着実かつ効果的な排出削減を進めることの重要性を指摘しました。さらに、本ウェビナーや日本鉄鋼業のエコソリューション活動および技術カスタマイズリストを活用した知見共有や技術協力を通じ、日本とASEANの連携を強化し、持続可能な鉄鋼産業の発展につながることへの期待を表明しました。

 Nuki Agya Utamaセンター長は、世界のエネルギー情勢の不確実性が高まる中で、AJSIが果たす役割の重要性を強調しました。さらに、カーボンニュートラルの実現には、各国の資源・産業構造等の状況を踏まえた多様な移行経路が必要と指摘しました。その上で、移行を単に野心的なものとするだけでなく、現実的かつ包摂的で強靭なものとするためには、知見共有や交流が重要であるとの考えを示しました。

 また、Ronald Joel C. Magsajo会長からは、AJSIウェビナー開催への謝意が述べられるとともに、低炭素社会への移行に向けた日本とASEANの連携の重要性や、本ウェビナーで共有された技術開発や省エネ等の知見を通じた共同研究や政策連携など、さらなる協力の進展への期待が示されました。

 当連盟は日本政府との協力により、今後も鉄鋼業のカーボンニュートラルに向けた国際協力を推進し、地球規模での温暖化対策に貢献してまいります。


以上

本件に関するご連絡/お問合せ先:

一般社団法人日本鉄鋼連盟 総務部 総務・秘書・広報グループ
TEL:03-3669-4822  

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