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会長コメント

米国における油井用鋼管に対するアンチダンピング措置の廃止決定について

2007年6月1日
(社)日本鉄鋼連盟
会長 馬田 一

(英文版はこちら)

米国国際貿易委員会(ITC)は、5月31日、日本から米国へ輸入される油井用鋼管に対するアンチダンピング措置のサンセット見直し調査を行った結果、同措置を廃止する旨の決定を下しました。

今回の決定は、米国国際貿易委員会(ITC)が自国の油井用鋼管の需給動向を適切に分析した結果であり、日本からの油井用鋼管の輸出が高付加価値材に特化しており、米国産業に損害を与えず、将来的にもその畏れがないという、日本鉄鋼業界がこれまで行ってきた主張が認められたものです。

需要家である米国石油業界の意見も考慮した今回の判断を歓迎するとともに、公正な判断を下されたITC委員に心から敬意を表します。また、公聴会にて証言を頂いた米国大手石油会社をはじめ、ご支援を頂いた皆様に厚く御礼を申し上げます。

日本鉄鋼業界としては、先般の表面処理鋼板に引き続く、今回の措置撤廃が鉄鋼に関する自由貿易を回復させる基調となり、且つ、大径管サンセット見直しをはじめとする、今後の案件についても同様の姿勢が維持されることを強く希望しております。

以上

本件に関するご連絡/お問合せ先:

(社)日本鉄鋼連盟 総務本部秘書・広報グループ
TEL 03-3669-4822  FAX:03-3664-1457

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