ホーム > 業界の取り組み > 鉄鋼製品と適用技術 > スチール缶 > スチール缶の優れた特性 > 地球にやさしいスチール缶

地球にやさしいスチール缶

本当に地球にやさしい素材

地球環境的な視野で容器材料をみると、処理のしやすさとリサイクルがつながらなくては意味を持ち得ません。捨てやすい、焼却しやすいという処分面だけが優れた素材でも、リサイクル面でコスト高になったりしてはかえってマイナスです。

また、廃棄処理が技術的に難しかったり、自然への同化に時間がかかったり、廃棄によって地球環境に悪影響を与える物質だったりしては、真にリサイクルに適したモノとは言えません。
リサイクルが容易であり、さらに自然への回帰も容易である点で、スチールは真に地球にやさしい素材と言えるでしょう。

鉄は豊富な資源

鉄鉱床による鉄の埋蔵量は膨大で、他の金属に比べると圧倒的な規模となっています。しかも世界各国の各大陸に分布しており、採掘方法も露天掘りなどの方法で採掘しやすいのが大きなメリットとなっています。これが鉄の安定供給を可能にし、素材としてのなによりの強みとなっています。

地球に帰るスチール

鉄は自然と調和している金属です。地球から生まれた鉄がスチールになり、スチール缶となり、再び土中に帰れば、わずか数十年で自然分解されます。土中にあるバクテリアによって直接または間接的に分解されるのです。
従って、鉄は自然環境になんらの影響を与えずに回帰しているのです。

スチール缶のリサイクルによる省エネルギー効果

2004年度にリサイクルされたスチール缶は79万トン。この数字を鋼材に換算すると、東京タワーを200本作ることが出来る量に相当します。また、スチール缶スクラップ使用による省エネルギー効果は、鉄鉱石から鋼材を製造する場合と比べると75%も少ないエネルギーで済みます。つまり、79万トンのスチール缶リサイクルによって節約されるエネルギー量は31.7億kwh。日本全国4,700万世帯の一週間分の電力使用量に匹敵します。

ページの先頭へ