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府省連携プロジェクトへの参加

革新的構造材料を用いた新構造システム建築物の研究開発の推進

内閣府の総合科学技術会議において、府省連携プロジェクトとしての推進決定を受けてスタートした「革新的構造材料を用いた新構造システム建築物の研究開発」(2004〜2008年度)は、革新的な構造材料の開発を基盤として21世紀のサスティナブルな都市基盤を構成する建築インフラに相応しい、新構造システム建築物の開発を行うというものです。具体的には市民生活にとって大きなリスクとなる大地震による被害を防ぎ、「安全・安心」な社会を実現するため、最大地震規模(震度7)においても倒壊・損傷しない建築物を高強度鋼とダンパーの組み合わせによる柔混合構造により実現を図ることを目的としています。当連盟は経済産業省との連携のもと、日本鋼構造協会(JSSC)と協力しつつ本プロジェクトに参画しており、具体的な成果として建築物のメインフレームに必要な高強度・高機能鋼材及びその接合法の開発等を行うことで、(1)部材の軽量化(リデュース)とそれに伴う輸送効率の向上、(2)高強度化、非溶接化に伴う部材リユースの促進、(3)製造・施工の省エネ・省力化等を目指しています。

運営体制

各省庁の役割分担

【経済産業省=鉄連/JSSC】

<革新的構造材料・部材製造技術の開発等>

  • 高機能鋼材の開発(民間主体)
  • 各種部材・部品の製造技術の開発(成形・接合)
  • 最適モジュール開発(製造面)
  • 部材の再生技術開発
  • 部材の劣化診断技術の開発(リユース)
  • 国際基準化(規格化) 等

【国土交通省=新都市ハウジング協会/国土技術政策総合研究所】

<高機能鋼材を用いた新たな設計・施工法の開発/環境整備/新産業・事業化検討等>

  • インフィルシステム開発
  • 最適モジュール検討(設計面)
  • 新たな接合法の開発
  • 国内法の整備(建築基準法・市場形成支援モデル等)
  • 新たな建設業のビジョン、事業化 等

【両省で連携を取りつつ進めるテーマ】

<主架構システムの開発/新産業・事業化検討等>

  • 新構造システム骨組みの試設計
  • 合理的断面部材の開発
  • 耐震高強度部材の接合法の開発
  • 環境マネージメント
  • リサイクル/リユース事業開発

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