ホーム > ニュースリリース > トピックス >第3回日韓グリーンスチール共同セミナーを開催
トピックス
2025年12月9日 (火) に韓国・ソウルにて「第3回日韓グリーンスチール共同セミナー」が日本鉄鋼連盟・韓国鉄鋼協会の共催で開催されました。本セミナーには、両代表である泉山雅明 日本鉄鋼連盟地球環境委員会委員長(日本製鉄(株))、イ・キョンホ韓国鉄鋼協会副会長、また来賓として経済産業省金属課鍋島学課長、韓国産業通商資源部産業政策室鉄鋼セラミック課ソン・ヨンサン課長/鉄鋼チームリーダーをはじめ、日韓両国の政府関係者、鉄鋼企業、学識者を中心に65名が参加し、鉄鋼業のカーボンニュートラルに関する以下の幅広いテーマを対象に意見交換を行いました。
・ 鉄鋼業のカーボンニュートラルに向けた政策・技術開発 ・ トランジション期における低排出鋼材の市場・初期需要創出への取り組み等 ・ 世界の脱炭素政策動向 (EU炭素国境調整メカニズム(CBAM)等) 本セミナーでは、両国政府及び民間の代表者から、鉄鋼業の脱炭素化が世界共通の課題となる中、脱炭素に向けた技術開発、低排出鋼材の市場作り、貿易問題等で、鉄鋼業界における競争がますます激しくなる中、同様な鉄鋼産業構造を有する日韓両国が協力を深め、両国官民で鉄鋼業の脱炭素化を着実に推進していくことが重要との見解が示されました。
当連盟は日本政府との協力により、今後も鉄鋼業のカーボンニュートラルに向けた国際協力を推進し、地球規模での温暖化対策に貢献してまいります。
(参考) 両国代表者及び来賓挨拶抜粋 両国来賓者挨拶 ソン鉄鋼セラミック課課長 (韓国産業通商資源部産業政策室鉄鋼セラミック課): グローバルに様々なカーボン規制が行われている中、鉄鋼産業における低炭素政策は大きな課題。韓国においては低炭素鉄鋼と関連する取り組みを進めているところ、本日のセミナーを通じ両国鉄鋼業が脱炭素に向かうための様々な知恵を共有できることを期待。 鍋島課長(経済産業省金属課): 前回のセミナー以降鉄鋼業を取り巻く国際環境は大きく変化し、日韓の鉄鋼産業は大変困難な状況の中に置かれている。そのような状況下でも両国はカーボンニュートラル社会への歩みを進めているところ、低炭素鉄鋼市場の拡大は鉄鋼産業の脱炭素化投資を進め、排出量を実行的に下げていくための鍵となる。日韓両国がこのような低炭素鉄鋼に関する政策を進める中、産業構造が似た日韓両国の協力は重要。 両国代表者挨拶 イ副会長(韓国鉄鋼協会副会長): 低炭素社会への転換は大変難しい課題であり、こうした転換が持続可能なものになるためには企業の技術開発と投資、低炭素鉄鋼に対する需要喚起・市場の形成、それを支える政策的・制度的基盤が不可欠。今回3回目になる本セミナーだが、今後も両国間の強固な基盤となり低炭素への転換という共通の課題について一緒に克服する契機になることを祈念する。 泉山委員長(日本鉄鋼連盟地球環境委員会委員長): GXスチール市場の創造に向けては、CO2削減実績量の評価指標や国際的なルール整備や需要側に対する政策が重要であるところ、日韓両国が国際的なガイドラインに関する議論に共に参画すること、また官民連携の下で公共調達を含めた初期需要を創出する努力等を通じ国内外でのGX*製品市場づくりを共に進めることが肝要。
両代表による集合写真 左から黒田公正貿易委員長、イ ソウル科学技術大学校准教授、ホ現代製鉄副社長、カン韓国鉄鋼協会常務理事、イ韓国鉄鋼協会副会長、ソン韓国産業通商資源部産業政策室鉄鋼セラミック課課長/鉄鋼チームリーダー、鍋島金属課長、鹿間室長補佐、泉山鉄連地球環境委員長、手塚鉄連エネルギー技術委員長、小野鉄連特別顧問
会場の様子
========= *GX:脱炭素、経済成長、エネルギー安定供給の同時達成に向けた産業構造・社会構造の変革。
以上
本件に関するご連絡/お問合せ先: 一般社団法人日本鉄鋼連盟 総務部 総務・秘書・広報グループ TEL:03-3669-4822
ページの先頭へ
第3回日韓グリーンスチール共同セミナーを開催
2025年12月9日 (火) に韓国・ソウルにて「第3回日韓グリーンスチール共同セミナー」が日本鉄鋼連盟・韓国鉄鋼協会の共催で開催されました。本セミナーには、両代表である泉山雅明 日本鉄鋼連盟地球環境委員会委員長(日本製鉄(株))、イ・キョンホ韓国鉄鋼協会副会長、また来賓として経済産業省金属課鍋島学課長、韓国産業通商資源部産業政策室鉄鋼セラミック課ソン・ヨンサン課長/鉄鋼チームリーダーをはじめ、日韓両国の政府関係者、鉄鋼企業、学識者を中心に65名が参加し、鉄鋼業のカーボンニュートラルに関する以下の幅広いテーマを対象に意見交換を行いました。
・ 鉄鋼業のカーボンニュートラルに向けた政策・技術開発
・ トランジション期における低排出鋼材の市場・初期需要創出への取り組み等
・ 世界の脱炭素政策動向 (EU炭素国境調整メカニズム(CBAM)等)
本セミナーでは、両国政府及び民間の代表者から、鉄鋼業の脱炭素化が世界共通の課題となる中、脱炭素に向けた技術開発、低排出鋼材の市場作り、貿易問題等で、鉄鋼業界における競争がますます激しくなる中、同様な鉄鋼産業構造を有する日韓両国が協力を深め、両国官民で鉄鋼業の脱炭素化を着実に推進していくことが重要との見解が示されました。
当連盟は日本政府との協力により、今後も鉄鋼業のカーボンニュートラルに向けた国際協力を推進し、地球規模での温暖化対策に貢献してまいります。
(参考) 両国代表者及び来賓挨拶抜粋
両国来賓者挨拶
ソン鉄鋼セラミック課課長 (韓国産業通商資源部産業政策室鉄鋼セラミック課):
グローバルに様々なカーボン規制が行われている中、鉄鋼産業における低炭素政策は大きな課題。韓国においては低炭素鉄鋼と関連する取り組みを進めているところ、本日のセミナーを通じ両国鉄鋼業が脱炭素に向かうための様々な知恵を共有できることを期待。
鍋島課長(経済産業省金属課):
前回のセミナー以降鉄鋼業を取り巻く国際環境は大きく変化し、日韓の鉄鋼産業は大変困難な状況の中に置かれている。そのような状況下でも両国はカーボンニュートラル社会への歩みを進めているところ、低炭素鉄鋼市場の拡大は鉄鋼産業の脱炭素化投資を進め、排出量を実行的に下げていくための鍵となる。日韓両国がこのような低炭素鉄鋼に関する政策を進める中、産業構造が似た日韓両国の協力は重要。
両国代表者挨拶
イ副会長(韓国鉄鋼協会副会長):
低炭素社会への転換は大変難しい課題であり、こうした転換が持続可能なものになるためには企業の技術開発と投資、低炭素鉄鋼に対する需要喚起・市場の形成、それを支える政策的・制度的基盤が不可欠。今回3回目になる本セミナーだが、今後も両国間の強固な基盤となり低炭素への転換という共通の課題について一緒に克服する契機になることを祈念する。
泉山委員長(日本鉄鋼連盟地球環境委員会委員長):
GXスチール市場の創造に向けては、CO2削減実績量の評価指標や国際的なルール整備や需要側に対する政策が重要であるところ、日韓両国が国際的なガイドラインに関する議論に共に参画すること、また官民連携の下で公共調達を含めた初期需要を創出する努力等を通じ国内外でのGX*製品市場づくりを共に進めることが肝要。
両代表による集合写真
左から黒田公正貿易委員長、イ ソウル科学技術大学校准教授、ホ現代製鉄副社長、カン韓国鉄鋼協会常務理事、イ韓国鉄鋼協会副会長、ソン韓国産業通商資源部産業政策室鉄鋼セラミック課課長/鉄鋼チームリーダー、鍋島金属課長、鹿間室長補佐、泉山鉄連地球環境委員長、手塚鉄連エネルギー技術委員長、小野鉄連特別顧問
会場の様子
=========
*GX:脱炭素、経済成長、エネルギー安定供給の同時達成に向けた産業構造・社会構造の変革。
以上
本件に関するご連絡/お問合せ先:
一般社団法人日本鉄鋼連盟 総務部 総務・秘書・広報グループ
TEL:03-3669-4822