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2024年10月23日(水)に東京にて「第2回日韓グリーンスチール共同セミナー」が日本鉄鋼連盟・韓国鉄鋼協会の共催で開催されました。本セミナーには、両代表である泉山雅明 日本鉄鋼連盟地球環境委員会委員長(日本製鉄(株))、イ・クァン・ヨン韓国鉄鋼協会専務理事、また来賓として経済産業省金属課鍋島学課長、韓国産業通商資源部コ・スンジン シニアディレクター補佐/産業政策室鉄鋼セラミック課鉄鋼チームリーダーをはじめ、日韓両国の政府関係者、鉄鋼企業、学識者を中心に53名が参加し、鉄鋼業のカーボンニュートラルに関する以下の幅広いテーマを対象に意見交換を行いました。
・鉄鋼業カーボンニュートラルに向けた政策・技術開発 ・世界の脱炭素政策動向 (EU炭素国境調整メカニズム(CBAM)等) ・グリーンスチールに関する国際基準・動向 ・トランジション期におけるグリーンスチールブランドへの取り組み 等
本セミナーでは、両国政府及び民間の代表者から、鉄鋼業の脱炭素化が世界の共通の課題となる中、脱炭素に向けた技術開発、グリーンスチールの市場作り、貿易問題等で、鉄鋼業界における競争がますます激しくなる中、同じような鉄鋼産業構造の日韓両国が協力できる部分を模索し、両国官民で鉄鋼業の脱炭素化を着実に推進していくことが重要との見解が示されました。
当連盟は日本政府との協力により、今後も鉄鋼業カーボンニュートラルに向けた国際協力を推進し、地球規模での温暖化対策に貢献してまいります。
(参考)両国代表者及び来賓挨拶抜粋 両国代表者挨拶 泉山委員長(日本鉄鋼連盟地球環境委員会委員長):鉄鋼脱炭素化のパスウェイはそれぞれの国・企業によって異なる中、プライマリースチールの脱炭素化に伴う様々な課題に果敢に取り組むという点において、両国鉄鋼業が今後も協調できる分野は多い。両国間でグリーン製品市場づくりに向けて、国際的なルールメイキングも含めた各種方策について更に議論を深めていくことが重要である。 イ専務理事(韓国鉄鋼協会専務理事):カ−ボンニュートラルをめぐる状況が目まぐるしく変化する中、両国鉄鋼業の戦略も洗練されてきた。脱炭素に向けては、日韓両国の継続的な協力が必要である。 両国来賓者挨拶 鍋島課長(経済産業省金属課):日韓両国ともに2050年までのカーボンニュートラルを目標に据え、官民を挙げて取り組んでいる中、日本では分野別の投資戦略を策定し、GX(グリーントランスフォーメーション)*に向けた投資、技術開発を推進している。しかし、技術開発は各国鉄鋼業にとって喫緊の課題であり、このような機会にグリーンスチールの生産や技術開発を積極的に進める両国が意見交換を行うことで、両国鉄鋼関係者の相互理解が一層深まり、それぞれの企業の取組を後押しすることを期待している。 コ 鉄鋼セラミック課鉄鋼チームリーダー(韓国産業通商資源部産業政策室鉄鋼セラミック課):国際情勢の不安が広がり、グローバルサプライチェーンのリスクが大きく、通商分野の不確実性が増加しているにも関わらず、各国政府と鉄鋼業界は低炭素に向けて着実に進んでいる。日韓両国の進捗を情報交換することは、似たような鉄鋼産業構造を持つ両国にとって有益で、シナジーも生むことになる。
両代表による集合写真 左から イ韓国鉄鋼協会専務理事、ヨ現代製鉄ハイキューブ 技術開発チームリーダー、キムPOSCO-JAPAN技術戦略室長、 キム韓国産業通商資源部鉄鋼セラミック課ディレクター補佐、コ韓国産業通商資源部鉄鋼セラミック課鉄鋼チームリーダー、 鍋島金属課長、高橋金属課企画官、泉山鉄連地球環境委員長、手塚鉄連エネルギー技術委員長、小野鉄連特別顧問
会場の様子
========= *GX:脱炭素、経済成長、エネルギー安定供給の同時達成に向けた産業構造・社会構造の変革。
以上
本件に関するご連絡/お問合せ先: 一般社団法人日本鉄鋼連盟 総務部 総務・秘書・広報グループ TEL:03-3669-4822
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第2回日韓グリーンスチール共同セミナーを開催
2024年10月23日(水)に東京にて「第2回日韓グリーンスチール共同セミナー」が日本鉄鋼連盟・韓国鉄鋼協会の共催で開催されました。本セミナーには、両代表である泉山雅明 日本鉄鋼連盟地球環境委員会委員長(日本製鉄(株))、イ・クァン・ヨン韓国鉄鋼協会専務理事、また来賓として経済産業省金属課鍋島学課長、韓国産業通商資源部コ・スンジン シニアディレクター補佐/産業政策室鉄鋼セラミック課鉄鋼チームリーダーをはじめ、日韓両国の政府関係者、鉄鋼企業、学識者を中心に53名が参加し、鉄鋼業のカーボンニュートラルに関する以下の幅広いテーマを対象に意見交換を行いました。
・鉄鋼業カーボンニュートラルに向けた政策・技術開発
・世界の脱炭素政策動向 (EU炭素国境調整メカニズム(CBAM)等)
・グリーンスチールに関する国際基準・動向
・トランジション期におけるグリーンスチールブランドへの取り組み 等
本セミナーでは、両国政府及び民間の代表者から、鉄鋼業の脱炭素化が世界の共通の課題となる中、脱炭素に向けた技術開発、グリーンスチールの市場作り、貿易問題等で、鉄鋼業界における競争がますます激しくなる中、同じような鉄鋼産業構造の日韓両国が協力できる部分を模索し、両国官民で鉄鋼業の脱炭素化を着実に推進していくことが重要との見解が示されました。
当連盟は日本政府との協力により、今後も鉄鋼業カーボンニュートラルに向けた国際協力を推進し、地球規模での温暖化対策に貢献してまいります。
(参考)両国代表者及び来賓挨拶抜粋
両国代表者挨拶
泉山委員長(日本鉄鋼連盟地球環境委員会委員長):鉄鋼脱炭素化のパスウェイはそれぞれの国・企業によって異なる中、プライマリースチールの脱炭素化に伴う様々な課題に果敢に取り組むという点において、両国鉄鋼業が今後も協調できる分野は多い。両国間でグリーン製品市場づくりに向けて、国際的なルールメイキングも含めた各種方策について更に議論を深めていくことが重要である。
イ専務理事(韓国鉄鋼協会専務理事):カ−ボンニュートラルをめぐる状況が目まぐるしく変化する中、両国鉄鋼業の戦略も洗練されてきた。脱炭素に向けては、日韓両国の継続的な協力が必要である。
両国来賓者挨拶
鍋島課長(経済産業省金属課):日韓両国ともに2050年までのカーボンニュートラルを目標に据え、官民を挙げて取り組んでいる中、日本では分野別の投資戦略を策定し、GX(グリーントランスフォーメーション)*に向けた投資、技術開発を推進している。しかし、技術開発は各国鉄鋼業にとって喫緊の課題であり、このような機会にグリーンスチールの生産や技術開発を積極的に進める両国が意見交換を行うことで、両国鉄鋼関係者の相互理解が一層深まり、それぞれの企業の取組を後押しすることを期待している。
コ 鉄鋼セラミック課鉄鋼チームリーダー(韓国産業通商資源部産業政策室鉄鋼セラミック課):国際情勢の不安が広がり、グローバルサプライチェーンのリスクが大きく、通商分野の不確実性が増加しているにも関わらず、各国政府と鉄鋼業界は低炭素に向けて着実に進んでいる。日韓両国の進捗を情報交換することは、似たような鉄鋼産業構造を持つ両国にとって有益で、シナジーも生むことになる。
両代表による集合写真
左から イ韓国鉄鋼協会専務理事、ヨ現代製鉄ハイキューブ 技術開発チームリーダー、キムPOSCO-JAPAN技術戦略室長、
キム韓国産業通商資源部鉄鋼セラミック課ディレクター補佐、コ韓国産業通商資源部鉄鋼セラミック課鉄鋼チームリーダー、
鍋島金属課長、高橋金属課企画官、泉山鉄連地球環境委員長、手塚鉄連エネルギー技術委員長、小野鉄連特別顧問
会場の様子
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*GX:脱炭素、経済成長、エネルギー安定供給の同時達成に向けた産業構造・社会構造の変革。
以上
本件に関するご連絡/お問合せ先:
一般社団法人日本鉄鋼連盟 総務部 総務・秘書・広報グループ
TEL:03-3669-4822