ホーム > ニュースリリース > トピックス >AJSI ウェビナー 2024 鉄鋼業におけるカーボンニュートラルの実現を実施

トピックス

AJSI ウェビナー 2024 鉄鋼業におけるカーボンニュートラルの実現を実施

  日本鉄鋼連盟では、2014年5月にASEAN鉄鋼評議会(AISC)と「環境」「標準化」「通商」の3分野における交流促進に係る覚書を締結いたしました。以後、環境分野においては、経済産業省の協力により「日ASEAN鉄鋼イニシアチブ(AJSI)」という官民協力プラットフォームを立ち上げ、ASEAN鉄鋼業への省エネ・環境保全に関する支援を実施しております。

 2024年2月6日、「日ASEAN鉄鋼イニシアチブ」の活動の一環として、ASEAN加盟国 (インドネシア、カンボジア、シンガポール、タイ、フィリピン、ブルネイ、ベトナム、マレーシア、ミャンマー、ラオス) を対象とし、「AJSI ウェビナー2024 鉄鋼業におけるカーボンニュートラルの実現」をオンラインにて開催しました。経済産業省金属課金属技術室 川村伸弥室長、経済産業省環境政策課環境経済室 太田優人課長補佐、日本鉄鋼連盟国際環境戦略委員会 堂野前等委員長(日本製鉄(株)環境政策企画部部長代理)、東南アジア鉄鋼協会(SEAISI) Yeoh Wee Jin (ヨー ウィー ジン) 事務局長をはじめ、計約180名が参加しました。

 本ウェビナーでは、第1部で鉄鋼業のカーボンニュートラル実現のための政府の政策や取組、第2部で民間企業の取組が日本・ASEAN各国の代表者から紹介されました。以下詳細となります。

 ■ 第1部: カーボンニュートラルに向けた政策と取組
   ・ 日本・ASEAN鉄鋼業のカーボンニュートラルに向けた取組
   ・ GXリーグの概要
   ・ 新興国等におけるエネルギー使用合理化等に資する事業(省エネルギー人材育成事業)の紹介

 ■ 第2部: カーボンニュートラルに向けた民間の取組
   ・ 国内高炉三社(日本製鉄、JFEスチール、神戸製鋼所)のカーボンニュートラルロードマップ
   ・ 国内電炉会社(トピー工業)における省エネに向けた操業改善などの取り組み
   ・ 国内エンジニアリング会社(日鉄エンジニアリング)による省エネ技術の紹介
   ・ タイ及びインドネシア企業によるカーボンニュートラルに向けた取組

 東南アジア鉄鋼協会Yeoh Wee Jin 事務局長からは、ASEAN各国でも鉄鋼カーボンニュートラルの重要度が増しているとした上で、日本政府・企業からの低炭素、脱炭素社会に向けたASEAN各国への知識と経験の共有といった継続的な協力と、本ウェビナーでの有益な情報提供に対する謝意が改めて表されました。

 当連盟は日本政府との協力により、今後も「日ASEAN鉄鋼イニシアチブ」の活動を通じ、ASEAN鉄鋼業における省エネ・環境保全に関する支援を継続してまいります。


本件に関するご連絡/お問合せ先:

一般社団法人日本鉄鋼連盟 総務部 総務・秘書・広報グループ
TEL:03-3669-4822  

ページの先頭へ