「サーキュラーエコノミーに関する産官学のパートナーシップ」への参画について

　我が国の2050年カーボンニュートラル実現に貢献すべく、日本鉄鋼業は現在、水素を用いた製鉄技術等の超革新的技術開発に挑戦しておりますが、これとともに鉄スクラップ利活用の拡大を図ることが重要課題の一つとなっております。
  こうしたなか、経済産業省は本年3月に策定した「成長志向型の資源自律経済戦略」を踏まえ、循環経済（サーキュラーエコノミー）の実現に向けた具体的なアクションとして、「サーキュラーエコノミーに関する産官学のパートナーシップ」を立ち上げました（現在会員募集中）。
  鉄スクラップは、我が国のカーボンニュートラル実現に不可欠の貴重な循環資源であり、その利活用の拡大に向けた諸施策の検討と実現には、同パートナーシップへの参画が有効との考えから、当連盟は今般、一般社団法人日本鉄リサイクル工業会・普通鋼電炉工業会・一般社団法人特殊鋼倶楽部とともに、動静脈連携して同パートナーシップに参画することと致しました。
  同パートナーシップでは、高品位な鉄スクラップの大量創生策、鉄スクラップ流通のイノベーション、鉄リサイクルを取り巻く社会課題への対応等について検討して参りたいと存じます。また、我が国鉄鋼業は鉄スクラップのほか、鉄鋼副産物や廃プラスチックの循環利用等により、サーキュラーエコノミー構築に貢献しておりますので、これらの取組みも同パートナーシップの活動の一助になるものと考えております。
  同パートナーシップへの参画を通じ、関係4団体は連携して日本鉄鋼業のカーボンニュートラル、日本のサーキュラーエコノミー構築に貢献して参ります。

本件に関するご連絡/お問合せ先：