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カーボンニュートラル行動計画フェーズT(2020年度)実績およびフェーズU(2030年度)目標見直し等について

 日本鉄鋼連盟はカーボンニュートラル行動計画フェーズT(2020年度)実績および、フェーズU(2030年度)目標見直し内容を取りまとめ、 本日(3/4)開催された経済産業省の「産業構造審議会産業技術環境分科会地球環境小委員会鉄鋼ワーキンググループ」にて報告致しました。概要は以下の通りです。

(1)カーボンニュートラル行動計画フェーズT(2020年度)実績
  (カーボンニュートラル行動計画参加会社合計)

  • 粗鋼生産量:7,968万d(05年度比▲26.3%/13年度比▲26.5%)
  • 20年度粗鋼生産におけるBAU排出量(補正後):1億5,055万d-CO2
  • CO2排出量(05年度電力排出係数を固定):1億4,406万d-CO2
    (05年度比▲23.6%/13年度比▲24.1%)
  • BAU排出量からの削減実績:▲648万d-CO2(目標を348万d超過達成)

   【フェーズT総括】

  • フェーズT目標(BAU排出量比300万d-CO2削減)に対し、2020年度の排出量はBAU比▲648万d-CO2と目標を大幅に超過した。
  • 上記実績はコロナ禍の影響による非連続な操業実態に起因する要素が大きく、BAUとの対比で実態を正確に分析することは難しいものと考えられるが、コロナ禍の影響発現前の直近実績となる2019年度時点でもBAU比▲328-万d-CO2と目標達成していることから、仮にコロナ禍が発生しなかった場合であってもフェーズT目標は達成できたと考えられる。


(2)フェーズU(2030年度)目標見直し内容

  • 従前のフェーズU目標(2030年にBAU比900万d-CO2削減)は、BAUラインからの削減目標としていたが、2021年以降に実施されるコークス炉や高炉等の設備休止等により、非連続的な生産構造変化が生じることを踏まえると、本BAUラインによる目標管理が不可能となる可能性を踏まえ、見直すこととした。
  • 具体的には、政府エネルギー基本計画のマクロ想定や各種対策の実施のための必要条件が整うことを前提に、BATの導入等による更なる省エネの推進、廃プラスチックの活用、現在開発中の革新的技術の導入、その他CO2削減に資する原燃料の活用等により、2030年度のエネルギー起源CO2排出量(総量)を2013年度比30%削減することを新たなフェーズU目標(2030年度目標)とした。


詳細につきましては、 こちら (PDFファイル) をご覧ください。

 

本件に関するご連絡/お問合せ先:

一般社団法人日本鉄鋼連盟 総務部 総務・秘書・広報グループ

TEL:03-3669-4822

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