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AJSIウェビナー2020:持続可能な鉄鋼業のための省エネ・環境トランジション を実施

 日本鉄鋼連盟では、2014年5月にASEAN鉄鋼評議会(AISC)と「環境」「標準化」「通商」の3分野における交流促進に係る覚書を締結いたしました。以後、環境分野においては、経済産業省の協力により「日ASEAN鉄鋼イニシアチブ(AJSI)」という官民協力プラットフォームを立ち上げ、ASEAN鉄鋼業への省エネ・環境保全に関する支援を実施しております。

 2020年12月14日、「日ASEAN鉄鋼イニシアチブ」の活動の一環として、インドネシア、シンガポール、タイ、フィリピン、ベトナム、マレーシア、ミャンマーの7か国を対象とし、「AJSIウェビナー2020:持続可能な鉄鋼業のための省エネ・環境トランジション」をオンラインにて開催し、約200名が参加しました。

 本ウェビナーでは、世界各国同様新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けているASEAN鉄鋼業に対し、現時点で特にニーズが高い手軽に取り組める短期的な省エネ・環境保全対策事例、また中長期的な対策や動向を以下の通り紹介し、非常に高い評価を得ました。

 ■短期的な対策オプション:
  ・ 日本の電炉企業における省エネ改善事例
  ・ 操業改善や小規模投資によるエネルギー効率改善事例
  ・ エンジニアリング会社からの関連技術紹介

 ■中長期的な対策オプション:
  ・ 二国間クレジットメカニズム(JCM)案件発掘事業
  ・ ISO14404(製鉄所におけるエネルギー消費量・CO2排出量の計算方法)の最新動向
  ・ タイにおけるエネルギー・CO2ベンチマーキング事例
  ・ 鉄鋼業のサステナビリティ関連の取り組みに関する最新動向

 ASEAN鉄鋼評議会Nghiem Xuan Da(ギエム スアン ザ)会長からは、ASEAN7を含む世界の鉄鋼業が多くの困難に直面している時期にある中、省エネ・環境保全活動を通じ競争力を高める必要があり、オンライン形式により多くの参加者が情報・意見交換に参加できることは非常に有意義であるとの見解が示されました。

 当連盟は日本政府との協力により、今後も「日ASEAN鉄鋼イニシアチブ」の活動を通じ、ASEAN鉄鋼業における省エネ・環境保全に関する支援を継続してまいります。


本件に関するお問合せ先

総務部総務・秘書・広報グループ(広報) (Tel:03-3669-4822)


 

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