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日本鉄鋼連盟規格、6年ぶり改訂

 一般社団法人日本鉄鋼連盟(以下、鉄連)は、自動車製造用の鋼板に関する日本鉄鋼連盟規格を、6年ぶりに改訂しました。日本鉄鋼連盟規格は、1996年制定以降、自動車用鋼板の規格として、広く使用されてきましたが、このたび、熱間プレス用鋼板の新規設定を始めとして、大幅に見直しました。この改訂によって、日本の自動車用鋼板の品質水準が一段と改善することが期待され、今後の国際競争力向上が注目されます。

 今回の改訂版は、2020年版として、日本語版及び英語版を同時に発行し、6月8日に販売を開始しました。改訂案は、鉄連と一般社団法人日本自動車工業会との共同の委員会において、2015年2月から4年間の審議を経て完成しました。前回の改訂(2014年)から5年間の、自動車用鋼板の品質改善内容を取り込む形で改訂案が検討されました。

 今回の改訂では、最近使用が拡大してきた熱間プレス用鋼板が新規に設定されました。熱間プレス用鋼板は、ユーザーで鋼板を加熱後、プレス成形してから金型内で冷却することで強度を高めます。そのため、高強度材の成形に適するほか、形状の自由度が高いという特徴があり、今後益々の需要の増加が期待されます。

また、最近の品質的な向上を反映し、化学成分範囲の厳格化、鋼板の定義の追加など、多くの項目を見直しました。これによって、今後、より高品質の鋼材の供給が拡大するものと期待されます。

詳細は、下記URLをご覧ください。
https://www.jisf.or.jp/business/standard/jfs/index.html

問合せ先
標準化センター
TEL 03-3669-4826 FAX 03-3669-0226


 

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