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「品質管理体制強化に向けたガイドライン」改訂について

 日本鉄鋼連盟は、2008年6月に発生した一連の品質不祥事を踏まえ、「品質管理タスクフォース」を設置し、「品質保証体制強化に向けたガイドライン」を策定、加盟会社への遵守と徹底等、業界挙げての再発防止への取り組みを進めてきましたが、2009年もJISマーク制度の信頼性を損ねる事案が発 生いたしました。

 これを真摯に受け止め、加盟各社へのJIS管理状況の実態調査及びリスク点検調査をはじめ、認証機関等へのヒアリングを実施した結果、人的チェック体制の不備やシステム化への過信などのリスクが判明いたしました。

 上記調査結果やリスクを加盟各社へ周知徹底するとともに、リスク網羅の視点から今般ガイドラインの見直し検討を行い、ガイドラインを改訂いたしました。

1.ガイドライン改訂のポイント
 (1) 業界内で発生した事案の横展開の徹底
 (2) 発生した事案についての視点を織り込んだ内部品質監査の実行
 (3) 実施済みの項目は削除   等

2.改訂内容
 (1) 「法令遵守」と「品質保証」に関する意識の徹底
 ・意識の「改革」から「徹底」に変更
 ・業界内で発生した事案の情報共有化
 ・継続した啓蒙教育の実施を要請

 (2) 不備・不適切な事例を発生させない仕組み
 ・「点検」から「点検・整備」に変更
 ・「試験の信頼性向上のためのガイドライン」に準じた対策の推進を要請
 ・公的規格(JIS他)の積極的な改正提案を継続

 (3) 不備・不適切な事例を検出する仕組み
 ・特定の視点ではなく、業界内で発生した事案から得られた視点を織り込んだ内部品質監査を推進する

 今後も加盟各社では、新ガイドラインに基づき、品質保証体制の一層の強化に努めるとともに、当連盟では業界への活動状況をフォローしてまいります。
 なお、品質管理タスクフォースは、必要が生じた場合に迅速な対応ができるよう枠組みを維持することといたします。

「品質管理体制強化に向けたガイドライン」(改訂版)(PDF)

以上

本件に関するご連絡/お問合せ先:

(社)日本鉄鋼連盟 総務本部 広報グループ
TEL03-3669-4822 FAX03-3664-1457

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