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JIS Q 20915(鉄鋼製品のライフサイクルインベントリ計算方法)の発行について

 この度、鉄鋼製品のライフサイクルインベントリ計算方法のJIS規格が承認され、JIS Q 20915として本日6月20日(木)発行の官報にて公示されました。本規格は、日本鉄鋼連盟が作成した原案を昨年10月に経済産業省へ提出し、受理された後、パブリックコメントや日本工業標準調査会 標準第一部会の金属・無機材料技術専門委員会における審議を経て制定に至りました。

 本規格は、鉄鋼製品のクローズドループリサイクル(種々の新製品に何度でも再生されるリサイクル)の特性を背景に、「リサイクルの効果」を考慮した鉄鋼製品のライフサイクル環境負荷を計算する方法を具体的に示した画期的なJIS規格であり、昨年11月に発行されたISO 20915(Life Cycle Inventory Calculation Methodology for Steel Products)の国内版と位置づけられます。

 これまで日本鉄鋼連盟では、「鉄は、じつは軽い。」というメッセージを掲げ、鉄が地球環境にやさしい素材であることをアピールしてきました。今回のJIS規格は、製品の環境性能をリサイクルを含めたライフサイクル全体で定量的に評価する方法を提供します。これを用いると、リサイクル性に優れた鉄のような製品の環境負荷が低いことが示され、この手法が最終消費者を含めたユーザーが製品を選択する基準の考え方として定着すれば、循環型社会を推進するための有効なツールとなります。

詳細は以下をご覧ください。

JIS Q 20915発行について

(ご参考) ISO 20915規格の発行について

(ご参考) 鉄鋼製品のLCA

(ご参考) 経済産業省リリース(JIS制定・改正2019年6月分)

<LCA動画『鉄は、じつは軽い。』>

本件に関するご連絡/お問合せ先:

一般社団法人日本鉄鋼連盟 総務部 総務・秘書・広報グループ
TEL:03-3669-4822

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