平成21年度工業標準化表彰　経済産業大臣表彰の受賞について

　標準化活動や適合性評価活動などに関与し、工業標準化に顕著な功績のあった人及び組織に対して与えられる経済産業大臣表彰を、秋吉孝則氏（(社)日本鉄鋼連盟　標準化センター事務局　主査）が受賞しました。毎年、20名以内、5組織以内が表彰されます。
　秋吉氏は平成14年(2002年)から標準化センターの化学分析担当主査として、JISの制定・改正に多大なる貢献をしました。また、国際標準化ではISO/TC17(鋼)/SC1(化学成分の定量方法)及びISO/TC102(鉄鉱石及び還元鉄)/SC2(化学分析)の日本代表及び種々Working Groupコンビナーとして活躍。標準化センター勤務以前にも、日本鋼管株式会社（現JFEスチール株式会社）で「迅速分析法（鉄鋼のスパーク発光分光分析方法と蛍光Ｘ線分析法）の効率向上による生産性向上を図る技術開発」に携わり、併せて、日本鉄鋼協会において「スパーク発光分析方法(JIS G1253)の検量線の簡易化、及び複数元素が存在する場合の精度向上などを規格化」するなど日本鉄鋼業の繁栄に大きく貢献しました。
　併せて、日本鉄鋼業及び一部は海外鉄鋼業を支える基盤をなす、JSS(日本鉄鋼標準物質)の開発・製造・販売を2003年から担当しています。
　以上、国内標準化及び国際標準化に大きく寄与したことが評価され、今回の受賞となりました。

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(社)日本鉄鋼連盟　標準化センター事務局
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