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会長コメント

「鉄鋼の過剰生産能力問題に関するグロ―バル・フォーラム」の設立について

2016年9月13日
一般社団法人日本鉄鋼連盟
会長 進藤 孝生

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 去る9月5日のG20杭州サミットでの首脳声明を受けて、今般、G20構成国および本件に関心を有するOECD加盟国が一致して「鉄鋼の過剰生産能力問題に関するグロ―バル・フォーラム」の設立について支持を表明したと聞いており、これを歓迎します。今後、問題の解消に向けた建設的な議論が進展することを期待するとともに、日本政府関係各位によるこれまでのご尽力に重ねて謝意を表します。

 現下の世界の鉄鋼業界は、過剰生産能力を背景とした高水準の生産により、鉄鋼需給環境の悪化、鉄鋼企業の収益低迷に加え、世界的な保護貿易的措置の蔓延など、極めて深刻な状況下にあります。

 今後、グローバル・フォーラムの場において、関係各国の連携の下で、過剰生産能力問題に関する検討を行うことを通じて、迅速かつより実効性のある対応が図られることにより、世界の鉄鋼業の持続的な発展と、貿易秩序の安定化に繋がることを強く期待します。

 当連盟としては、引き続き、日本政府と歩調を合わせ、世界的な鉄鋼過剰生産能力問題の早期の解消に向けて、最大限の協力を惜しまない所存です。

 

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本件に関するご連絡/お問合せ先:
一般社団法人 日本鉄鋼連盟 総務本部 秘書・広報グループ TEL:03-3669-4822

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