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会長コメント

米国における日本製熱延鋼板に対するアンチダンピング措置の廃止決定について

2011年5月20日
一般社団法人日本鉄鋼連盟
会長 林田  英治

(英文版はこちら)

 米国国際貿易委員会(ITC)は5月19日、日本、ブラジル、ロシアから米国へ輸入される熱延鋼板に対するアンチダンピング措置の2回目のサンセット見直し調査を行った結果、日本及びブラジルからの輸入に対する同措置を撤廃する旨の決定を下しました。

 今回の決定は、ITCが自国の鉄鋼需給動向を適切に分析した結果であるとともに、日本から輸出される熱延鋼板は自動車向けなどの高付加価値材に特化しており、アンチダンピング措置の撤廃が米国産業に対する損害の存続又は再発をもたらすものではないという、日本鉄鋼業界が見直し調査を通じ行ってきた主張が認められたものです。

 今回の判断を歓迎するとともに、公正な判断を下されたITC委員に心から敬意を表します。また、公聴会にて証言をいただいた米国大手自動車会社をはじめ、ご支援をいただいた皆様に厚くお礼を申し上げます。

 日本鉄鋼業界としては、日本の多くの鉄鋼製品に対し長期にわたってアンチダンピング措置が適用されている中、今後のサンセット見直し案件に対しても同様の姿勢が維持され、アンチダンピング措置が早期に撤廃されることを強く希望します。

以上

本件に関するご連絡/お問合せ先:
一般社団法人 日本鉄鋼連盟総務本部 広報グループ  TEL:03-3669-4822

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