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会長コメント

BHPビリトン社とリオ・ティント社の西豪州鉄鉱石生産統合に関する公正取引委員会の審査開始について

2010年6月24日
(社)日本鉄鋼連盟
会長 林田  英治

(英語版はこちら)

 わが国公正取引委員会は、6月23日(水)の事務総長定例会見において、BHPビリトン社とリオ・ティント社との西豪州鉄鉱石に関する「生産ジョイント・ベンチャー(Production Joint Venture、本JV)」設立計画につき、BHPビリトン、リオ・ティント両社による事前相談の申出を受け、企業結合計画に関する事前相談における第一 次審査を開始したことを公表しました。

 日本鉄鋼連盟は、かねてより公正取引委員会に対して本JVの精査および適切な措置の実施を要請しており、今回の同委員会の審査開始を歓迎するとともに、厳正な審査が行われることを期待します。

 日本鉄鋼業界としては、本JVが成立すれば、BHPビリトン社とリオ・ティント社の西豪州の全ての鉄鉱石生産活動が統合され、鉄鉱石に関し実質的 には先のBHPビリトン社によるリオ・ティント社買収提案と同様の競争制限が生じるものと理解しており、一貫して本JVに反対しています。

 公正取引委員会に対して、日本鉄鋼業界として、厳正な審査を求めていくとともに、その調査に引き続き全面的に協力していく所存です。

以上

本件に関するご連絡/お問合せ先:

(社)日本鉄鋼連盟 総務本部 広報グループ
TEL:03-3669-4822  FAX:03-3664-1457

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