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会長コメント

鳩山新内閣に望む

2009年9月16日
(社)日本鉄鋼連盟
会長 宗岡 正二

 鳩山代表の首相就任をお祝い申し上げる。
 新内閣におかれては、「国家と国民の利益を守る」ことが最大の責務との観点に立ち、持続的成長に向けた経済対策を途切れることなく進めると共に、国家のグランドデザイン(社会保障、文教、産業振興、科学技術、環境、安全保障等)を国民や産業界との真摯な対話を尽くして描いたうえで、政策を実現して頂きたい。
鉄鋼業としては熾烈なグローバル競争の中にあっても、自己変革を図ることによって国民経済の発展に貢献していく覚悟であるが、新内閣におかれては、国際競争力向上に資する税制、通商、研究開発政策等の円滑な推進をお願いしたい。
 特に地球温暖化問題は、ひとり我が国のみが高い削減目標を掲げても、日本国民が過大な負担を被るだけでなく、地球規模の解決には決して繋がらないことから、首相が明言された通り、「全ての主要国の参加による意欲的な目標の合意が、我が国の国際社会への約束の前提」であることを堅守されたうえ、「公平かつ実効性のある国際枠組みの構築」に全力を傾注して頂きたい。
 また、中期目標の設定については、今後長きに亘って国民生活、雇用、産業活動に直接著しい影響を及ぼすことから、国際的公平性、国民負担レベルの妥当性、実現可能性等を十分精査したうえ、国民や産業界との開かれた議論の下でコンセンサスを形成し、他の政策とバランスの取れた環境政策を実行されることを切望したい。

以上

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(社)日本鉄鋼連盟 総務本部 広報グループ
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