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会長コメント

タイ熱延鋼板・厚板反ダンピング措置の追加除外決定に関するコメント

2003年7月17日
(社)日本鉄鋼連盟
会長 三村 明夫

タイの反ダンピング委員会は、7月17日、日本を含む14ヶ国からのタイへの輸入熱延鋼板・厚板に対する反ダンピング調査の結果反ダンピング税賦課の対象となっているもののうち、自動車向け・家電向け等に用いられる冷延用熱延鋼板の一部を課税対象から除外する旨の決定を公示した。

今回の決定は、日本から輸入される冷延用熱延鋼板がタイ国内産業に損害を与えていないとの日本鉄鋼業界の主張を受け入れ、タイ鉄鋼業が供給できない冷延用熱延鋼板につき追加除外を認めたものと受けとめている。

今回の決定により、タイにおける冷延製造業、さらには冷延鋼板の需要産業である自動車・電機産業等に対する影響は当面回避されるものと見込まれるが、今後5年間の措置期間中、必要に応じて除外範囲の拡大、反ダンピング税率の見直し等が行われるなど、タイ政府により今回措置が適切に運用されることを強く希望する。

以上

本件に関するご連絡/お問合せ先:

(社)日本鉄鋼連盟 総務本部秘書・広報グループ
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