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会長コメント

中国の鉄鋼製品に関する確定セーフガード措置の実施について

2002年11月6日
(社)日本鉄鋼連盟
会長  千速 晃

今般、中国政府が一部の鉄鋼輸入製品に関し確定セーフガード措置を実施する旨WTOへ通報した。

現在、その内容については精査中であるものの、本年3月の米政府のセーフガード措置実施を契機として、EUもセーフガード措置を実施するなど、鉄鋼貿易に関する世界的な保護主義的動きについての懸念が非常に強まっており、このような状況において、さらに中国が確定セーフガード措置を実施することは遺憾と言わざるを得ない。

他方、中国マーケットは拡大を続けており、自動車・家電等の産業が成長している。こうした中でのセーフガード措置の発動は、多くの需要家に不利益を与えるおそれがある為、その実施にあたっては、需要家に十分な配慮をしてもらうよう中国政府に要請してきた所である。

今後、決定の内容を詳細に分析した上で、WTOルールとの整合性も踏まえ対応策を検討し、日本政府とも協議していく所存である。

以上

本件に関するご連絡/お問合せ先:

(社)日本鉄鋼連盟 総務本部秘書・広報グループ
TEL:03-3669-4822  FAX:03-3664-1457

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