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高強度鋼

概要

高強度の鋼材を利用することで、板厚を薄くでき、構造物の軽量化が図れます。またこれに付随して、長大支間化、運搬・架設の効率化、薄肉化による加工・溶接の効率化などのメリットが得られます。

材料特性

  鋼種 降伏点(N/mm2) 引張強さ(N/mm2) 許容応力度(N/mm2)
汎用鋼種 SM400 235 400 135
SM490 315 490 185
SM490Y 355 490 205
SM570 450 570 255
高強度鋼 HT690 590 690 315
HT780 685 780 355
HT950 885 950 -

690N/mm2、780N/mm2級鋼は長大吊橋、斜張橋、トラスなどに多数適用されています。

効果

AASHTOに基づく合成鈑桁についての計算例(・条件:支間33mの単純桁)

強度と鋼重の関係

強度と鋼重の関係

※ コンパクト断面:終局状態において断面の塑性域を期待する厚肉断面
※※ ノンコンパクト断面:終局状態において座屈が支配的となる薄肉断面
「村越潤:強度特性から見た高性能鋼材の橋梁への適応性について 土木技術資料、38-2、1996」より

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