ホーム > ニュースリリース > トピックス > 平成21年(第50回)鉄鋼安全表彰式典を挙行

トピックス

平成21年(第50回)鉄鋼安全表彰式典を挙行

2月25日、東京・鉄鋼会館において、平成21年(第50回)鉄鋼安全表彰式典が挙行されました。
鉄鋼安全表彰制度は、優れた総合安全成績(※)を記録し、他の模範と認められる全国の会員事業所等を表彰することによって、鉄鋼業界における安全意識を高揚し、安全水準の向上を図ることを目的とするものです。
 ※同一構内における親事業所とその協力会社を合わせた安全成績

式典には、受賞事業所及び各社社長をはじめ約100名が列席し、優秀賞5、優良賞14、年間無災害賞代表事業所1の計20事業所に対し、宗岡会長から表彰状と楯の授与が行われました。続いて、宗岡会長より挨拶があり、受賞事業所を代表して大同特殊鋼?樺m多工場・新貝工場長より謝辞が述べられました。最後に、厚生労働省・金子労働基準局長、経済産業省・後藤製造産業局次長、中央労働災害防止協会・澤田理事長から来賓挨拶を頂き、閉会しました。


表彰状授与

第50回鉄鋼安全表彰式 会長挨拶

第50回鉄鋼安全表彰式にあたり、一言ご挨拶申し上げます。
ただいま表彰を受けられました各事業所の皆さま、誠におめでとうございます。これまでの皆さまのご努力に対しまして、心から敬意を表する次第です。

宗岡会長挨拶

また、本日は大変お忙しい中、厚生労働省・金子労働基準局長、経済産業省・後藤製造産業局次長、ならびに中央労働災害防止協会・澤田理事長をはじめ、多くの来賓の方にご臨席賜りました。厚く御礼申し上げます。

日本鉄鋼連盟の鉄鋼安全表彰は、昭和35年、当時の政府の「産業災害防止5カ年計画」に呼応した、当連盟の安全計画の一環としてスタートして以来、本年、50回という節目の年を迎えました。
昭和35年の記録では、度数率8.4、強度率1.8となっており、現在の度数率0.51、強度率0.19と比べると、この間の安全意識の著しい向上と安全対策の格段の進歩がうかがえます。
近年の動向でも、平成13年から5年間、労働災害は増加傾向にありましたが、平成19年に減少に転じ、昨年も重大災害が前年比ほぼ半減となるなど、改善傾向にあります。
しかしながら、休業以上の災害は、前年比ほぼ横這いにとどまっていることなど、取り組むべき課題はいまだ多くあり、鉄鋼業界としては、更なる労働災害防止を進めなければなりません。

そのためには、個別各社の自主的・主体的な取り組みが基本となりますが、それを支援し、より効果的なものとするために、当連盟では、平成18年8月に、安全衛生推進本部を発足させ、災害分析と種々の対策検討を行ってまいりました。
また、安全衛生全国大会や各種研修会の開催、地域別・業態別の分科会活動、具体的テーマに即したマニュアル類の充実などに努めて参りました。

安全と健康を確保し快適な職場づくりを進めることは、我々鉄鋼業の重要な責務であり、最優先に取り組むべき課題です。
本日表彰を受けられた各事業所におかれましては、その模範となる活動を展開し、素晴らしい成果をあげられました。どうか今後とも、協力会社の方々とともに、事業所の取り組みを更に強化いただくと共に、業界の模範として、業界一体となった活動を力強く牽引していただきますようお願い致します。

また、本日ご臨席賜りましたご来賓の皆様にも今後とも、変わらぬご指導、ご鞭撻を賜りますことをお願い申し上げまして、私のご挨拶とさせていただきます。

謝辞

誠に僭越ではありますが、受賞事業所を代表致しまして、一言お礼を申し上げます。
本日は宗岡会長をはじめ日本鉄鋼連盟の関係各位には極めてご多用の中、私どものために、栄えある表彰の機会を設けていただき、誠にありがとうございました。

受賞事業所代表謝辞

また只今は、会長より身に余るお言葉を頂き光栄の極みであり、身の引き締まる思いであります。

私どもは、常々「安全と健康は幸せの原点であり、経営の基盤である」との強い信念のもとに、『安全を全てに優先する』を大方針に掲げ全員参加で安全活動を展開して参りました。

「安全はどこにもない 危険があるのみ 危険を排除するのが安全活動」と考え、安全に 楽に 早く 正確に作業できるようにとの思いからその頭文字をとった安楽早正改善活動で危険の芽を摘み取る努力を地道に進めて参りました。

今回、はからずも、受賞の栄誉に浴しましたが、安全活動に王道はなく、むしろ、絶対に安全はないという謙虚な気持ちを忘れないことが最も重要と肝に銘じているところでございます。

鉄鋼を取り巻く環境は生産現場に大きな変化をもたらし、危険の芽は一人作業、非定常作業の拡大という形で格段に増えています。

本日の、この栄えある受賞を契機として、工場構内で働くすべての従業員が一丸となって、危険の芽を摘む努力を積み重ねてまいります。そして「安全を全てに優先する、明るく、元気な工場」作りに、自らが先頭に立ち、全力を注ぐ所存であります。

おわりにあたり、厚生労働省、経済産業省、中央労働災害防止協会の幹部の皆様をはじめ、本日ご臨席の関係各位におかれましては、今後ともさらなるご指導、ご鞭撻をお願い申し上げまして、「安全活動への決意」と「お礼の言葉」とさせていただきます。

平成21年2月25日
大同特殊鋼株式会社 知多工場
工場長  新貝 元


来賓の方々
(正面右より、金子局長、後藤次長、澤田理事長)

クリックすると拡大画像が開きます
宗岡会長を囲んだ記念撮影

以上

ページの先頭へ