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第9回グリーン・スチール・セミナーの開催について
          (東京、大阪)

社会資本の整備・ライフサイクルについての最近の取り組み

〜鋼材の優れた環境性能について〜

 

建築士会CPD認定プログラム 土木学会認定CPDプログラム
 (プログラムID:〔東京〕00296378 4単位、  (認定番号:〔東京〕JSCE19-1163 3.9単位、
         〔大阪〕00296379 3単位)          〔大阪〕JSCE19-1164 3.2単位)

 

開催趣旨

 日本鉄鋼連盟では、地球温暖化防止、循環型社会の構築、自然との調和などに貢献する鋼材の優れた環境性能をご理解いただくため、建設に携わる方々を広く対象に毎年、「グリーン・スチール・セミナー」を開催しております。
 第9回を迎えます今回は、鉄鋼(鋼材)におけるEPDの活用について、閉・開ループリサイクルの違いとLCAへの反映、また、リサイクル性を考慮したライフサイクル環境負荷計算法のISO規格/JIS制定 について紹介するとともに、自然災害の基本知識と防災科学技術研究所の取り組みに関する特別講演を予定しております。
 ぜひ多くの皆様のご参加をお待ちしております。

 

開催地・日時・会場・定員・申込み状況

【東京】
 日時 : 2019年11月18日(月) 13:00 〜 17:15
 会場 : フクラシア東京ステーション  5階 5H会議室  住所 : 東京都千代田区大手町 2-6-1
 定員 : 150名  申込み状況 : 受付終了

【大阪】
 日時 : 2019年12月17日(火) 13:30 〜 17:00
 会場 : 大阪大学中之島センター  佐治敬三メモリアルホール(10階)  住所 : 大阪市北区中之島 4-3-53
 定員 : 100名  申込み状況 : 受付終了

 (注) 申込状況の見方:○=席に余裕あり。△=若干余裕あり。受付終了=受付を終了しました。

講演内容・講師

1. -基調講演-  鉄鋼(鋼材)におけるEPDの活用について
    一般社団法人サステナブル経営推進機構 LCAセンター 所長  神崎 昌之
     (2019年10月より一般社団法人産業環境管理協会より分離・独立)

 建築物のLCAの実施が、欧州では政策的背景をもとに、また米国では市場価値向上を意図したLEED認証を背景として活発になっている。それらのLCAの実施に向けて、鋼材をはじめとする建築製品のサプライヤーからのEPD(製品のLCA環境宣言)の情報開示が活発化している。こうした欧米の動きは日本を含むその他地域にも波及しつつある。本講演では事例を含めて以上の動向を俯瞰し、考察を試みる。

2. 閉・開ループリサイクルの違いとLCAへの反映
    東京大学大学院 工学系研究科 マテリアル工学専攻 特任准教授  醍醐 市朗

 欧州発の循環経済政策の考え方から、リサイクルに注目が集まっている。しかし、リサイクルは素材の多様性と再利用先の多様性から、様々な異なる形態が存在している。本講演では、リサイクルの分類を詳細に解説する。翻って、ライフサイクルアセスメント(LCA)におけるリサイクルの取扱いは、未だ議論の残るところである。材料学の知見も踏まえて、ライフサイクル思考に基づいた望ましいリサイクルの考え方についても解説する。

3. リサイクル特性を活かした鉄鋼材料のLCA手法
    日本鉄鋼連盟 建設環境研究会 幹事  松原 秀和

 鋼材はリサイクル可能な素材の優等生であり、その特性を活かした環境評価手法が2018年11月に国際規格化され(ISO 20915)、2019年6月にJIS化された(JIS Q 20915)。天然資源から材料が作られ、それが永続的に再生され続けている状態を一貫的に評価するこの手法を理解するには、生産やリサイクルに関する多少の知識を必要とする。今回、規格化された鋼材の環境評価手法について、これらを踏まえつつ解りやすく解説を行う。

4. 「鉄の輪がつなぐ人と地球」 −鉄鋼業界の地球温暖化対策の動向−
    日本鉄鋼連盟 建設環境研究会 委員長  山本 裕基

 温暖化防止や循環型社会の実現など、地球環境問題への対応は、産業界にとって重要な課題である。生産プロセスにおける省エネルギー・省資源化をはじめとし、鉄鋼製品による温暖化防止への貢献など、鉄鋼業界の取り組みを解説するとともに、地球温暖化対策への鉄鋼業界の取り組みとして推進している低炭素社会実行計画とその進捗について紹介する。

5. -特別講演-   近年の自然災害とICTを活用した災害時情報共有・利活用技術 (※ 特別講演は東京のみ)
    国立研究開発法人防災科学研究所 総合防災情報センター センター長  臼田 裕一郎

 災害発生時に対応組織が迅速かつ的確な活動を行うためには、災害情報の共有・利活用が必要不可欠である。そこで、様々な組織が保有する災害情報を相互に共有するための仕組みとして、基盤的防災情報流通ネットワーク(SIP4D)の研究開発が行われ、近年の災害対応において活用されている。ここでは、SIP4Dの概要と、実災害での活用事例、最新の研究開発事例について紹介する。

主催

一般社団法人日本鉄鋼連盟

受講料

無料

申込締切

【東京】 2019年11月14日(木)  (終了しました。)

【大阪】 2019年12月15日(日)  (終了しました。)

申込方法

こちらのフォームよりお申込みください。(別ウィンドウで開きます)

参加申込受付時に返信いたします確認メールを印刷し、当日会場受付にご提出ください。
ご記入いただいた個人情報は、「当セミナー参加申し込みへのご連絡」および「次回セミナーに関するお知らせ」の他、当セミナーの運営管理の目的(講師等関係者への配付、受付等)に利用させていただきます。その旨を同意いただいたうえで、お申込みください。

問合せ先

一般社団法人日本鉄鋼連盟 業務部 市場開発グループ
TEL:(03)3669-4815 FAX:(03)3667-0245 E-maii:gss@jisf.or.jp

開催案内

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