ホーム > 業界の取り組み > 地球温暖化対策 > 鉄鋼業界の取り組み > 日中鉄鋼業環境保全省エネ先進技術交流会 > 第13回日中鉄鋼業環境保全・省エネ先進技術交流会について
日本鉄鋼連盟では、中国鋼鉄工業協会(CISA)とともに2005年に「日中鉄鋼業環境保全・省エネ先進技術専門家交流会」を立ち上げました。本交流会では、両国の専門家が環境保全・省エネルギーに関する技術を中心に交流を実施し、これまで中国鉄鋼業における環境保全・省エネルギー対策の実施やレベル向上に多大な成果を挙げております。 世界的に蔓延している新型コロナウイルス感染症(コロナ)の影響を受け、2022年3月に初めてオンライン形式で開催した本交流会ですが、粗鋼生産が最も多い中国との交流を通じ、地球温暖化・カーボンニュートラル対策の一層の促進につなげるべく、本年も引き続き、CISAとの共催で「日中鉄鋼業環境保全・省エネ先進技術専門家交流会」をオンライン形式で開催しました。 本交流会には、経済産業省製造産業局金属課金属技術室 伊藤隆庸室長を迎え、両国のカーボンニュートラルに向けた取り組みや政策について基調講演を実施頂くと共に、日本鉄鋼連盟国際環境戦略委員会 堂野前等委員長(日本製鉄(株)環境政策企画部部長代理)、CISA 姜維党委副書記をはじめ、日中両国から鉄鋼関係者約200名が参加しました。両国の代表者から省エネ技術やエネルギー効率に資する取り組み、電炉スクラップ利用技術等について発表が行われ、積極的な情報・意見交換を行いました。 当連盟は、日中の相互利益に則りつつ、本交流会を発展させていくことで、引き続き地球規模での省エネ・環境対策ならびに鉄鋼業の持続的発展に寄与してまいります。
○日本 ・ コロナの影響により、2年続けてオンライン形式での開催となったが、同じカーボンニュートラルという大きな課題に立ち向かっていく同志と1年に1回でも交流することは、両国鉄鋼業にとって、非常に有意義である。 ・ カーボンニュートラルに向けた取り組み、省エネ技術、未利用熱の回収・利用技術、新型電炉やスクラップ利用技術、EPDなど、いずれも大変興味深い発表内容であり、各社の持続可能な発展に向けた弛まぬ努力や熱意を窺い知ることができた。 ・ 世界的にカーボンニュートラルは喫緊の課題であり、一般的にCO2多排出産業である鉄鋼業は地球温暖化の分野で貢献できることが多いと言われている。本交流会が両国鉄鋼業にとって、学びが多く、貴重な交流の場として継続することを期待する。 ○中国 ・ 2005年に環境とエネルギー分野での協力を強化していくという精神の下、立ち上がった本交流会が、東日本大震災やコロナ等の困難を乗り越え、実務的な協力を続けてきたことに感謝する。 ・ 気候変動に立ち向かう中、グリーンと省エネは両国共通のテーマであり、業界の関係者にとっても重要なミッションである。本交流会は業界の重要課題に焦点を当て、情報共有と相互の進歩に積極的な役割を果たしてきた。 ・ 低炭素・カーボンニュートラルに向けて、世界各地で多種多様な概念が生まれ、多くの規格・取組が打ち出される中、一貫製鉄所をメインにしている日本との連携を強化し、課題を解決していきたい。今後も本交流会が効果的かつ継続的に行われ、両国鉄鋼業の交流を強化し、世界の鉄鋼業の省エネ・環境保護、グリーン化に役立つことを祈念する。
ページの先頭へ
日本鉄鋼連盟では、中国鋼鉄工業協会(CISA)とともに2005年に「日中鉄鋼業環境保全・省エネ先進技術専門家交流会」を立ち上げました。本交流会では、両国の専門家が環境保全・省エネルギーに関する技術を中心に交流を実施し、これまで中国鉄鋼業における環境保全・省エネルギー対策の実施やレベル向上に多大な成果を挙げております。
世界的に蔓延している新型コロナウイルス感染症(コロナ)の影響を受け、2022年3月に初めてオンライン形式で開催した本交流会ですが、粗鋼生産が最も多い中国との交流を通じ、地球温暖化・カーボンニュートラル対策の一層の促進につなげるべく、本年も引き続き、CISAとの共催で「日中鉄鋼業環境保全・省エネ先進技術専門家交流会」をオンライン形式で開催しました。
本交流会には、経済産業省製造産業局金属課金属技術室 伊藤隆庸室長を迎え、両国のカーボンニュートラルに向けた取り組みや政策について基調講演を実施頂くと共に、日本鉄鋼連盟国際環境戦略委員会 堂野前等委員長(日本製鉄(株)環境政策企画部部長代理)、CISA 姜維党委副書記をはじめ、日中両国から鉄鋼関係者約200名が参加しました。両国の代表者から省エネ技術やエネルギー効率に資する取り組み、電炉スクラップ利用技術等について発表が行われ、積極的な情報・意見交換を行いました。
当連盟は、日中の相互利益に則りつつ、本交流会を発展させていくことで、引き続き地球規模での省エネ・環境対策ならびに鉄鋼業の持続的発展に寄与してまいります。
日本側発表テーマ(下記3件)
・ 浄水場直送ポンプインバーター化による省エネルギー化
・ スラグ熱回収技術の開発
・ 炉体旋回式アーク炉
中国側発表テーマ(下記3件)
・ エネルギー効率化の達成に向けたプロジェクト及びEPDプラットフォームの構築
・ 科学技術の推進による環境配慮型発展の実現
・ 電炉・スクラップ応用技術
○日本
・ コロナの影響により、2年続けてオンライン形式での開催となったが、同じカーボンニュートラルという大きな課題に立ち向かっていく同志と1年に1回でも交流することは、両国鉄鋼業にとって、非常に有意義である。
・ カーボンニュートラルに向けた取り組み、省エネ技術、未利用熱の回収・利用技術、新型電炉やスクラップ利用技術、EPDなど、いずれも大変興味深い発表内容であり、各社の持続可能な発展に向けた弛まぬ努力や熱意を窺い知ることができた。
・ 世界的にカーボンニュートラルは喫緊の課題であり、一般的にCO2多排出産業である鉄鋼業は地球温暖化の分野で貢献できることが多いと言われている。本交流会が両国鉄鋼業にとって、学びが多く、貴重な交流の場として継続することを期待する。
○中国
・ 2005年に環境とエネルギー分野での協力を強化していくという精神の下、立ち上がった本交流会が、東日本大震災やコロナ等の困難を乗り越え、実務的な協力を続けてきたことに感謝する。
・ 気候変動に立ち向かう中、グリーンと省エネは両国共通のテーマであり、業界の関係者にとっても重要なミッションである。本交流会は業界の重要課題に焦点を当て、情報共有と相互の進歩に積極的な役割を果たしてきた。
・ 低炭素・カーボンニュートラルに向けて、世界各地で多種多様な概念が生まれ、多くの規格・取組が打ち出される中、一貫製鉄所をメインにしている日本との連携を強化し、課題を解決していきたい。今後も本交流会が効果的かつ継続的に行われ、両国鉄鋼業の交流を強化し、世界の鉄鋼業の省エネ・環境保護、グリーン化に役立つことを祈念する。
一般社団法人日本鉄鋼連盟 総務部 総務・秘書・広報グループ
TEL : 03-3669-4822 FAX : 03-3664-1457