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鉄鋼業界の取り組み 日中更迭業環境保全省エネ先進技術交流会

第12回日中鉄鋼業環境保全・省エネ先進技術交流会について

 日本鉄鋼連盟では、中国鋼鉄工業協会(CISA)とともに2005年に「日中鉄鋼業環境保全・省エネ先進技術専門家交流会」を立ち上げました。本交流会では、両国の専門家が環境保全・省エネルギーに関する技術を中心に議論し、これまで中国鉄鋼業における環境保全・省エネルギー対策の実施やレベル向上に多大な成果を挙げております。
 2019年10月に中国太原市で開催して以降、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で開催を見送っておりました本交流会ですが、2022年3月28日、CISAとの共催で「第12回日中鉄鋼業環境保全・省エネ先進技術専門家交流会」を初めてオンライン形式で開催しました。
 本交流会には、経済産業省製造産業局金属課金属技術室 大竹真貴室長を迎え、基調講演を実施頂くと共に、当連盟国際環境戦略委員会 堂野前等委員長、CISA 姜維党委副書記をはじめ、日中両国から鉄鋼関係者約150名が参加しました。両国の代表者からカーボンニュートラルに向けた動向や取組に関する発表が行われ、積極的な情報・意見交換を行いました。

 当連盟は、日中の相互利益に則りつつ、本交流会を発展させていくことで、引き続き地球規模での省エネ・環境対策ならびに鉄鋼業の持続的発展に寄与してまいります。
      

日程
2022年3月28日(月)14時30分-18時20分 オンライン開催
発表テーマ
基調講演:2050年カーボンニュートラルに向けた日本政府の取組
カーボンニュートラルに向けた取組や動向(日本3件、中国3件)
  ・ カーボンニュートラルへのロードマップ
  ・ 革新技術開発
  ・ EPD/PCRへの取組
  ・ スクラップ利用技術 等
両国代表者の発言抜粋 

○日本
・ 日中鉄鋼各社のカーボンニュートラルに向けた取り組み、革新的技術開発、EPD(環境製品宣言)/PCR、スクラップ利用技術など、いずれも大変興味深い内容であり、参加者に様々な知見が共有された。
・ このような知見の共有が、両国鉄鋼業の持続可能な発展のための重要なヒントとなり、カーボンニュートラルに向けた両国の挑戦を下支えしていくものと確信している。
・ カーボンニュートラルに向けた挑戦は両国鉄鋼業にとっての重要課題であり、こうした視点を持ちつつ、今後とも、本交流会を通じて有意義な情報交換・交流が続いていくことを期待する。


○中国
・ コロナにより、初めてオンラインでの開催となったが、結果的に両国にとって良いものとなった。オンラインに形式に変わっても、両国の交流の情熱に全く影響を与えず、発表は素晴らしく、活発に発言し、参加者は多くのものを得られた。
・ 主なテーマは、世界の課題である低炭素分野で、この分野では自社/自国の発展を土台に世界に目を向けなければならない。合理的で効果的な道を模索する必要があり、我々の共通認識と理解している。今後もこのテーマは、日中で意見交換の機会を作っていきたい。
・ 日中交流会が引き続き実施されることを祈念し、さらなる交流・協力が世界の低炭素につながることを期待している。

     
     会議風景(左:CISA 右:当連盟)
本件に関するご連絡/お問合せ先:
一般社団法人日本鉄鋼連盟 総務部 総務・秘書・広報グループ
TEL : 03-3669-4822   FAX : 03-3664-1457

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