なぜ、日本の鉄鋼業界の取り組みは挑戦するのか
日本鉄鋼業では、地球温暖化問題を鉄鋼業界の最重要課題と位置づけ、2021年2月に「我が国の2050年カーボンニュートラルという野心的な方針に賛同し、これに貢献すべく、日本鉄鋼業としてもゼロカーボン・スチールの実現に向けて、果敢に挑戦する。」ことを表明しました。
他国に先駆けてゼロカーボン・スチールの実現を目指すべく、生産工程における省エネは当然のことですが、さらに鉄が使用される段階や日本以外での削減も見すえ、 “3つのエコ”を通じ、カーボンニュートラルの実現に向け、地球規模で取り組んでいます。
“3つのエコ”でCO2を削減
最先端の省エネ技術や設備によって、生産工程のCO2削減をめざす「エコプロセス」。軽くて強い高機能鋼材の供給を通じて、製品の使用段階での省エネを促進する「エコプロダクト」。そして、世界最高水準の省エネ技術を海外へ普及させることで世界規模でのCO2削減をめざす「エコソリューション」。これら3つのエコでCO2を削減します。
※1 政府エネルギー基本計画のマクロ想定や各種対策の実施のための必要条件が整うことを前提とする目標。
※2 2022年3月に目標見直しを実施。従前の目標は、BAU排出量比900万t-CO2の削減。