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2023年度日印鉄鋼官民協力会合を開催

  インド鉄鋼業への省エネ・環境保全政策提言、および日本からの省エネ・環境保全技術移転の促進を目的とした「日印鉄鋼官民協力会合」を2023年11月29日(水)に東京にて開催しました。
 日本鉄鋼連盟国際環境戦略委員会手塚宏之幹事(JFEスチール専門主監(地球環境))がモデレーターを務め、経済産業省金属課金属技術室川村伸弥室長、インド鉄鋼省Ruchika Chaudhry Govil副次官をはじめ、日印両国の政府関係者、鉄鋼企業を中心に約40名が参加し、両国鉄鋼業のカーボンニュートラルに関する以下のトピックにつき活発な議論を行いました。

    ・ 日本及びインドにおけるカーボンニュートラルに向けた政策
    ・ カーボンニュートラル実現に向けた日印鉄鋼企業のイニシアティブ紹介
    ・ 日本鉄鋼業によるグリーンスチールブランド等のトランジション期における取組紹介等

 Govil副次官は、特に日本とインドは高炉生産を中心とし、水素利用やCCUS (二酸化炭素回収・有効利用・貯留) 等の革新的技術を含む共通の課題を抱えている中、カーボンニュートラルという大きな、かつ、喫緊の目標に向け、二国間の交流が年々有意義になっていると述べました。
 また、日本鉄鋼業の革新的技術開発や苫小牧CCUS大規模実証試験に対し特に強い関心が寄せられ、今後も本取組の継続により、特にカーボンニュートラルに向けて重要な役割を担う鉄鋼メーカー間の議論や情報交換を促進したいとの意向が示されました。

 11月30日 (木) には、日本製鉄・関西製鉄所(製鋼所地区、尼崎地区)、同・尼崎研究開発センターにて、台車工場、鋼管工場や研究開発設備等を視察いたしました。インド側参加者からは車両の鍛造や設備のメンテナンス、素材、検査手法から、原材料やスラッジの処理方法など多岐にわたる内容について非常に多くの質問が寄せられました。

 当連盟は日本政府との協力により、今後もインド鉄鋼業との省エネ・環境保全分野における協力を推進し、日本からインドへの省エネ・環境保全技術の移転を促進することにより、地球規模での温暖化対策に貢献してまいります。



日印鉄鋼官民協力官民会合

 



日本製鉄関西製鉄所尼崎製造所

 

本件に関するご連絡/お問合せ先:

一般社団法人日本鉄鋼連盟 総務部 総務・秘書・広報グループ
TEL:03-3669-4822  

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