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地球温暖化防止に関する鉄連の自主的取り組みが産業団体として世界初のISO50001(エネルギーマネジメントシステム)認証を取得

 当連盟は2014年2月20日、自主行動計画/低炭素社会実行計画における地球温暖化対策、省エネへの取組により、産業団体として世界初のISO50001※1(エネルギーマネジメントシステム)認証を取得しました。

 これまで当連盟の自主行動計画の取組みは京都議定書第1約束期間(2008〜2012年度)において、エネルギー消費量を1990年度比10%削減するという目標を達成するなど、実効性を発揮してきました。今回の認証取得によって、自主行動計画と後続版の低炭素社会実行計画が、国際規格の要求事項に照らしても「透明性、信頼性、実効性」を有していることが改めて証明されました。

 日本鉄鋼業はたゆまぬ省エネ努力の結果、世界最高水準のエネルギー効率を達成しています。一方、中国、インド、ロシア、発展途上国等でのエネルギー効率改善・CO2削減の余地は非常に大きく、日本鉄鋼業の省エネ技術をこれらの国々に移転・普及することは、地球規模での実質的なCO2削減につながります。

 昨年3月に日本鉄鋼業主導で発行された国際規格「鉄鋼CO2排出量・原単位計算方法(ISO14404)」、日印鉄鋼官民協力会合等で提案した「技術カスタマイズドリスト」に加え、今回「ISO50001」に準拠したエネルギーマネジメントシステムの、3本柱が揃ったことにより、省エネを確実に行うためのハード※2とソフト※3のパッケージが完成しました。

 日本鉄鋼業はこれらのツールを駆使して低炭素社会実行計画に掲げたエコソリューション(海外への省エネ技術移転・普及)を積極的に推進し、攻めの地球温暖化外交戦略に一層貢献していく考えです。

※1 事業者がエネルギー使用に関して、方針・目的・目標を設定し、計画を立て、手順を決めて管理する活動を体系的に実施できるようにした仕組みを確立する際に必要な要求事項を定めた国際規格。
※2 技術カスタマイズドリストを使用して選択された適切な省エネ技術導入等。
※3 ISO14404を用いた測定、ISO50001などの手法を用いた適切なエネルギーマネジメント。

                                                            

以上

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一般社団法人日本鉄鋼連盟  総務本部 広報グループ 
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