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会長コメント

原子力発電について

2021年5月20日
一般社団法人日本鉄鋼連盟
会長 橋本 英二

 東日本大震災以降、原子力発電の稼働停止に伴い、わが国のエネルギー事情は、 いわゆる3E(供給安定性、経済性、環境)の全ての側面において震災前から 大幅に後退したことは周知の事実である。

 エネルギー政策の観点からは、@国産技術による安定的なエネルギー源の確保と いうセキュリティの面、A系統対策等含めたトータルとしての経済性の面、Bカ ーボンフリー電源という環境の面といういずれの側面からも、安全性の確保を大前提に原子力発電を利用することは、喫緊の課題であると同時に中長期的にも必要不可欠である。

現在検討中のエネルギー基本計画において、以下を明記するべきである。
@2030年において安全が確認された原子力発電設備を最大限活用することととも に、リプレース・新増設の推進を含む必要な対策を着実に進めること
A2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、一定の電源構成に占める原子力 比率の維持と、安全性の高いSMR のような新しい技術の開発を強力に進めること

 以上

 

本件に関するご連絡/お問合せ先:
一般社団法人 日本鉄鋼連盟 総務部 総務・秘書・広報グループ TEL:03-3669-4822

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