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会長コメント

メキシコにおける日本製厚板に対するアンチダンピング調査の最終決定について

2019年5月7日
一般社団法人日本鉄鋼連盟
会長 北野 嘉久

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 メキシコ経済省は4月30日、日本製厚板に対するアンチダンピング調査の結果、「損害の恐れあり」との最終決定を下しました。

 日本鉄鋼業界は、アンチダンピング調査への対応を通じ、日本製厚板の輸出が、メキシコ国内産業に損害を及ぼした事実はないことを主張してきました。

 にもかかわらず、メキシコ経済省がこれらの主張を退け、日本からの輸入厚板製品によるメキシコ国内産業への「損害の恐れ」を認定し、アンチダンピング措置発動を決定したことは、不適切と言わざるを得ず遺憾です。

 今回の決定によると、一部製品についてアンチダンピング措置からの除外が認定されたことから、メキシコ需要家産業への影響は軽減されたものの、措置対象製品を輸入するメキシコ需要家産業への悪影響が懸念されます。

 日本鉄鋼業界としては、最終決定の詳細を精査し、今後の対応を検討する所存です。

 

 以上

 

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一般社団法人 日本鉄鋼連盟 総務部 総務・秘書・広報グループ TEL:03-3669-4822

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