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会長コメント

インドによる熱延コイルセーフガード措置に関するWTOパネル報告書の公表について

2018年11月7日
一般社団法人日本鉄鋼連盟
会長  柿木 厚司

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 世界貿易機関(WTO)紛争解決パネル(小委員会)は、11月6日、インドによる熱延コイルセーフガード措置がWTO協定違反であるとする日本政府の主張をほぼ認定する報告書を公表しました。

 日本政府は、インドが自国への輸入増加が、セーフガード協定の発動要件である「国内産業に対する重大な損害」と評価できる理由を示していない等として、WTO協定不整合性を主張していましたが、今回のパネル報告書は日本政府の主張をほぼ認めるものとなっています。

 当該セーフガード措置自体は既に終了しているものの、今回の裁定は今後の安易なセーフガード措置の濫用を抑制する効果が期待され、日本鉄鋼業界としてもこれを歓迎するとともに、経済産業省をはじめとするご関係の皆様のご尽力に心より御礼申し上げます。

 これを機に、世界的に蔓延している鉄鋼貿易における保護主義的な動きが正常化へ向かうことを強く希望いたします。


 

 以上

 

本件に関するご連絡/お問合せ先:
一般社団法人 日本鉄鋼連盟 総務部 総務・秘書・広報グループ TEL:03-3669-4822

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