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会長コメント

カナダにおける日本製大径溶接ラインパイプに対するアンチダンピング調査の最終決定について

2016年10月21日
一般社団法人日本鉄鋼連盟
会長 進藤 孝生

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 カナダ国際貿易裁定委員会(CITT)は10月20日、日本製大径溶接ラインパイプに対するアンチダンピング調査の結果、「損害あり」との決定を下しました。

 日本鉄鋼業界は、CITTが実施したアンチダンピング調査への対応を通じ、日本製大径溶接ラインパイプの輸出が、カナダ国内産業に損害を及ぼした事実はないことを主張してきました。

 にもかかわらず、CITTがこれらの主張を退け、日本からの輸入製品によるカナダ国内産業への損害を認定し、アンチダンピング措置発動を決定したことは、不適切と言わざるを得ず誠に遺憾です。

 今回の決定によると、一部製品についてアンチダンピング措置からの除外が認定されたことから、カナダ需要家産業への影響が軽減されたものの、除外製品以外の製品を輸入するカナダ需要家産業への悪影響が懸念されます。

 日本鉄鋼業界としては、決定の詳細を精査し、今後の対応を検討する所存です。

 

                                                                                                                                                                   以上

 

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一般社団法人 日本鉄鋼連盟 総務本部 秘書・広報グループ TEL:03-3669-4822

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