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会長コメント

カナダにおける日本製厚板に対する反ダンピング調査の最終決定について

2014年5月21日
一般社団法人日本鉄鋼連盟
会長 友野  宏

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カナダ国際貿易裁定委員会(CITT)は5月20日、日本製厚板に対する反ダンピング調査の結果、「損害の恐れあり」との決定を下した。

日本鉄鋼業界は、日本製厚板が、カナダ産業に対し損害を与え得ないということを主張してきた。

にもかかわらず、CITTはこの主張を退け、「損害の恐れあり」との決定を下したことは、不適切と言わざるを得ず、遺憾である。

今回の決定によると、一部製品について反ダンピング措置からの除外が認定されたことから、カナダ需要家産業への影響が軽減されたものの、除外製品以外の製品を輸入するカナダ国内産業への悪影響が懸念される。

日本鉄鋼業界としては、決定の詳細を精査し、日本政府と協議の上、今後の対応を検討する所存である。

 以 上

                                

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一般社団法人 日本鉄鋼連盟 総務本部 広報グループ TEL:03-3669-4822

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