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会長コメント

BHPビリトン社によるリオ・ティント社の買収計画に関する公正取引委員会への要請について

2008年3月13日
(社)日本鉄鋼連盟
会長 馬田 一

(英文版はこちら)

 BHPビリトン社は、2月6日、リオ・ティント社に対し正式な買収提案を発表しました。

 近年、世界の鉄鉱石・原料炭市場では、供給側の著しい寡占化が進み、中国等新興国における鉄鋼生産増とも相俟って、急激な価格上昇をみています。

 今般のBHPビリトン社によるリオ・ティント社買収が実現すると、鉄鉱石・原料炭両市場での一層の寡占化が進展し、特に鉄鉱石については、他に大きな代替ソースがないことから上位二社に供給を依存せざるを得ず、供給側における競争が実質的に制限され、公正な価格形成を損なうものと懸念しています。 原料価格の更なる高騰は、鉄鋼業界のみならず、需要産業ひいては消費者にも深刻な影響を及ぼしかねません。

 このような状況を踏まえ、日本鉄鋼連盟は本日、公正取引委員会に対して、本件の精査および、鉄鉱石・原料炭各市場における公正な競争を確保するための適切な措置の実施を正式に要請いたしました。

以上

本件に関するご連絡/お問合せ先:

(社)日本鉄鋼連盟

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