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会長コメント

タイにおける熱延鋼板・厚板反ダンピング措置の再開に関するコメント

2004年9月17日
(社)日本鉄鋼連盟
会長 三村 明夫

昨日(9月16日)、タイ政府は、本年3月から一時停止していた熱延鋼板・厚板の反ダンピング措置を、9月20日から再開する旨の発表を行った。

世界的に鋼材需給逼迫が継続し、またタイ国内においても熱延鋼板の供給不足が懸念されるなか、反ダンピング措置が再開された場合には、日本鉄鋼業界が資本、技術、経営等あらゆる面で協力している冷延製造業、さらには熱延鋼板・冷延鋼板の需要産業であり、同国内で活発な生産活動が続く自動車・電機産業をはじめとする日系並びにタイ現地のローカル企業に対し、極めて深刻な悪影響が危惧されるところである。

かねてより日本鉄鋼業界は、日本からタイへ輸入される当該製品の大部分を占める冷延用熱延鋼板がタイ国内産業に損害を与えていないことから、反ダンピング措置の実施に強く反対してきたところであるが、タイ政府が同国における鋼材需給環境を正しく把握し、熱延鋼板・厚板の反ダンピング措置について停止継続、又は完全撤廃という適切な対応をするよう、強く希望する。

以上

本件に関するご連絡/お問合せ先:

(社)日本鉄鋼連盟 総務本部秘書・広報グループ
TEL:03-3669-4822  FAX:03-3664-1457

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