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会長コメント

米国鉄鋼セーフガード措置に関するWTOパネル最終報告について

2003年7月11日
(社)日本鉄鋼連盟
会長 三村 明夫

米国鉄鋼セーフガード措置に関するWTO紛争解決パネルは、7月11日、当該措置がWTO協定違反であるとする日本、EU等8共同申立国・地域の主な主張を認定する最終報告書を公表した。

本件に関し、日本鉄鋼業界は日本国政府へ全面的に協力してきたところであるが、今回のWTOパネル報告は、米国鉄鋼業自身の競争力欠如に基づく諸問題を全て輸入鋼材に転嫁した保護主義的なセーフガード措置がWTO違反であることを明確に認定するものであり、日本国政府等の主張が正当に判断された結果であると受けとめている。

今回の報告を受けて、米国政府が当該措置を速やかに撤廃するとともに、世界的に蔓延している鉄鋼貿易における保護主義的な動きが正常化へ向かうことを強く希望する。

以上

本件に関するご連絡/お問合せ先:

(社)日本鉄鋼連盟 総務本部秘書・広報グループ
TEL:03-3669-4822  FAX:03-3664-1457

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