日本古来の製鉄法です。粘土でつくった炉に砂鉄と木炭を入れ、空気をおくります。たたらとはふいご(送風器)のことで、言葉のもともとの意味は強く熱する≠ナす。炉のこと、炉を収めた建物のこと、それから製鉄工場全体もたたらと呼ばれました。技術は朝鮮半島から伝えられ、江戸時代の中頃に完成しました。戦後一度途絶えたのですが、島根県に「日刀保(にっとうほ)たたら」が復元されました。