体重60kgの人の体には釘一本分、約5gの鉄があるといわれています。その多くが血液の赤血球の中にあるヘモグロビンに含まれています。ヘモグロビンは肺で酸素をとりいれ、それを全身に運びます。そのとき酸素と結びつきやすい鉄が働くわけで、体の中でエネルギーをつくるたいへん重要な役割を果たしているのです。