鉄づくりでのエネルギー使用効率は、日本が世界ナンバーワン。エネルギーの使用量が少なければ、それだけ、地球温暖化(ちきゅうおんだんか)の原因といわれる二酸化炭素(にさんかたんそ)の排出量(はいしゅつりょう)も少なくなります。
日本の製鉄所では、コークス炉(ろ)や高炉(こうろ)、転炉(てんろ)などから発生するガスを回収して、発電などに100%利用しています(海外では、このガスの多くが捨てられています)。このような省エネ設備を、ほとんどの製鉄所に設置し、ムダのない鉄づくりをしています。また、製鉄所で使った水も、90%以上を再利用しています。