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第2回サステナブルスチールセミナーの開催について

鉄鋼業界のカーボンニュートラルに向けた取り組み

開催趣旨

 日本鉄鋼連盟では、地球温暖化防止、循環型社会の構築、自然との調和などに貢献する鋼材の優れた環境性能をご理解いただくため、建設に携わる方々を広く対象に、「サステナブルスチールセミナー」を開催しております。

 今回は「CN実現に向けた取り組みと鉄鋼業の役割」、「日本鉄鋼業におけるカーボンニュートラルの実現に向けた取り組み」、「国際的ガイドライン等におけるリサイクル効果の考え方」、「カルシア改質土の概要及び適用事例と今後の展望」について講演いたします。

ぜひ多くの皆様のご参加をお待ちしております。


講演内容・講師

1. -基調講演-  CN実現に向けた取り組みと鉄鋼業の役割
     秋田大学 国際資源学研究科 准教授 小田 潤一郎

 カーボンニュートラル(CN)の実現を真に目指す場合、どのような技術普及が必要となるか概観する。洋上風力、CCSはCNに向けてとりわけ注目される技術であり、これらの普及には事実上、鋼材使用が欠かせない。洋上風力、CCS 普及に要する鋼材量の規模について示す。また、日本の鉄鋼業にてCO2排出削減を進める上での課題や問題意識についても紹介する。

2. −講演−   日本鉄鋼業におけるカーボンニュートラルの実現に向けた取り組み
    日本鉄鋼連盟 建設環境研究会 副委員長 平川 智久

 日本鉄鋼連盟は我が国の2050年カーボンニュートラルという野心的な方針に賛同し、日本鉄鋼業としてもこの実現に向けて果敢に挑戦することを宣言した。また、その挑戦の最中でも市場への低炭素鋼材の供給を可能とすべくマスバランス法によるグリーンスチールの普及に向けたガイドラインを策定した。本講演ではこれらの宣言やガイドラインに基づく取組みの内容と現状を紹介するとともに、既に規格化されている鉄のリサイクル効果を反映した鉄鋼製品のLCI手法の考え方を解説する。

3. −講演−   国際的ガイドライン等におけるリサイクル効果の考え方
     東京大学先端科学技術研究センター 准教授 醍醐 市朗

 製品のライフサイクルでの温室効果ガス排出量の算定に対するGHGプロトコールの規格(2011年)、製品の環境フットプリントの算定に対する欧州のガイダンス(2018年)、製品のカーボンフットプリントの算定に対する英国規格(2011年)ならびに国際規格(2018年)では、リサイクル効果を反映することを要請している。これは、二次資源の利用や回収にともなう負荷や負荷回避(クレジット)を考慮することである一方、その算定方法はいまだ議論が残る課題であることを解説する。

4. −講演−   カルシア改質土の概要及び適用事例と今後の展望
     五洋建設株式会社 顧問 中川 雅夫

 カルシア改質土は港湾工事から発生する軟弱浚渫土に製鋼スラグを混合することで浚渫土を改質し、土地造成や港湾工事用材料として有効利用する技術である。本講演では、カルシア改質土の特徴、設計・施工法と適用事例を紹介しCN社会に向けた今後の適用拡大についても展望する。

日時

2023年9月27日(水) 13:30〜16:45

開催方法

ライブ配信(10/4〜10/18でアーカイブ配信あり)

主催

一般社団法人 日本鉄鋼連盟 

受講料

無料

申込締切

2023年9月20日(水) 12:00

申込方法

こちらのフォームよりお申込みください。(別ウィンドウで開きます)
ご記入いただいた個人情報は、「当セミナー参加申し込みへのご連絡」および「次回セミナーに関するお知らせ」の他、当セミナーの運営管理の目的(講師等関係者への配付、受付等)に利用させていただきます。

問合せ先

一般社団法人 日本鉄鋼連盟 業務部 市場開発グループ

   TEL:03−3669−4815  E-mail:sss@jisf.or.jp

開催案内

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