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講演要旨・プログラム

講演要旨

基調講演

  日本鉄鋼連盟では、鉄骨造の健全なる発展と普及に資することを目的に、建築鋼構造を研究する大学・研究機関等の研究者で構成する建築鋼構造研究ネットワーク(幹事長: 多田 元英 大阪大学工学研究科建築工学部門 教授)を組織しています。
本講演では、開催地区毎に、同ネットワーク活動に参画されている方々に基調講演を行っていただきます。

鉄骨造溶接部の性能評価、施工効率化に関する研究の紹介

  日本鉄鋼連盟 建築委員会では、「鋼構造研究・教育助成事業」の一環として、大学や各研究機関と共に基準化・法制化、鋼構造の普及に向けた研究を推進しています。その一つとして、2015年度から5ヵ年計画で「鉄骨製作技術の競争力向上(施工効率化と安全性向上)」を目的とした研究を実施しています。本講演では、上記研究の中間報告として、
  1) サブマージアーク溶接による先組BH梁の脆性破断防止
  2) SA440鋼エレクトロスラグ溶接部継手の必要性能
  3) H-SA700を用いた鉄骨造への軟質継手適用
  4) H-SA700 CFT部材への軟質継手適用
の4テーマに関して、実験・評価結果を紹介します。

2017年版冷間成形角形鋼管設計・施工マニュアル改訂のポイント&25度狭開先ロボット溶接の適用

  現在の2008年版冷間成形角形鋼管設計・施工マニュアル発行以降、コラムの品質、設計・施工性の向上を目的に各種利用技術の研究、開発が推進されました。一方、(一社)日本建築学会の一部関連規基準の改訂や法令の改正もあり、これらを反映すべく冷間性角形鋼管設計・施工マニュルが改訂されるので、その改訂のポイント等を紹介します。施工編についてはロボット溶接を中心に編集しており、その参考として、これまでの25度狭開先ロボット溶接の研究成果、および、適用方法について報告します。なお、本狭開先ロボット溶接方法は、多関節型と直角座標型(単関節型)の2種類あり、使用状況も含め紹介します。

建研・国総研における鉄骨造建築物に関する最近の研究

  本講演では、建築研究所及び国土技術政策総合研究所において実施している鉄骨造建築物に関する以下の研究について紹介します。
  1) 2014年の関東甲信地方の体育館の雪害とそれに対する建築基準整備促進事業における検討及び関連する建研の研究
  2)国土交通省の総合技術開発プロジェクト「災害拠点建築物の機能継続技術の開発(H25〜H28)」で実施した低抗力型建築物に作用する津波力に関する実験的研究
  3) 建研の指定課題「過大入力地震に対する鋼構造建築物の終局状態の評価手法と損傷検知に関する研究(H28〜H30)」で実施している多数回繰り返し変形時における梁端部の限界性能に関する実験的研究

時間割・科目・講師

  講師・講演内容は変更となる場合があります。

時間割
科目
講師
時間
13:30〜13:40
開会挨拶
10分
13:40〜14:30
基調講演
各地区大学教授
50分
14:30〜15:05
鉄骨造溶接部の性能評価、施工効率化に関する研究の紹介
鉄鋼メーカー技術者
35分
15:05〜15:15
休憩
10分
15:15〜16:00 2017年版冷間成形角形鋼管設計・施工マニュアル改訂のポイント&25度狭開先ロボット溶接の適用
鉄鋼メーカー技術者
45分
16:00〜16:45 建研・国総研における鉄骨造建築物に関する最近の研究

建研 派遣講師

45分

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