
日本鉄鋼業は、たゆまぬ省エネ努力により生産工程で世界最高水準のエネルギー効率を達成し、そのことを通じて、地球温暖化対策としてのCO2削減に貢献してきました。
今後、地球規模での更なるCO2削減が望まれていますが、そのためには技術開発が鍵であり、長期的には、革新的技術による抜本的な対策が不可欠であると考えられます。
2007年5月、安倍晋三首相 (当時)により発表された「美しい星50(Cool Earth50)」においても、「省エネなどの技術を活かし、環境保全と経済発展を両立させること」が提言され、それを達成するための「革新的技術開発」の1つとして「革新的製鉄プロセス技術開発(COURSE50)」が位置づけられました。
COURSE50は、CO2排出の抑制と、CO2の分離・回収により、CO2排出量を約30%削減する技術を開発するというもので、2030年頃までに技術を確立し、2050年までの実用化・普及を目指しています。
この技術開発のステップ1(2008〜2012年度)を、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の研究開発プロジェクトに応募し、同機構の「環境調和型製鉄プロセス技術開発」として、正式に採択されました。
COURSE50−新たな未来を切り開く、次世代製鉄法の開発が2008年スタートしました。