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スチール飲料缶の種類

2ピース缶

  • 2ピース缶とは、缶の胴体部分(缶胴)と底(缶底)が一体となった缶のことで、缶胴と上ふた(缶蓋)の2つの部分からなる缶をいいます。
  • 2ピース缶には、胴部の成形方法により、DI缶とTULCがあります。

(1) DI缶:
DI缶(Drawing and Ironing can)は、しごき加工(Drawing)というプレス成形工程によって、缶底と一体になった缶胴を薄く伸ばして製造された2ピース缶をいいます。なお、 DI缶には、グラビア印刷をしたPETフィルムを貼り付けることにより、高級感のある印刷が可能となった2ピースラミネート缶があります。

(2) TULC:
TULC(Toyo Ultimate Can)は、高張力薄鋼板の内外面にポリエステルフィルムをラミネートしたTFS(ティンフリースチール)を使用して、ストレッチフォーミングした2ピー ス缶をいいます。フレーバー性に優れ、食品衛生上からも安全性が高いほか、製缶時に水を使用せず、CO2や産業廃棄物の発生量を大幅に低減し、リサイクル性にも優れている地球環境にやさしい缶です。

3ピース缶

  • 3ピース缶とは、缶の胴体部分(缶胴)と上蓋、底蓋の3つの部分からなる缶をいいます。
  • 3ピース缶には、ぶりきの塗装を活かしたものと、グラビア印刷されたフィルムをラミネートしたもの(ラミネート缶)の2種類があります。ラミネート缶については、塗装、印刷工程を不要とし、大幅なエネルギー消費量の削減を実現しています。

リシール缶

リシール缶とは、スチール缶に大口径のキャップを使用することで開けやすく、リシール機能を付与した缶をいます。

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