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鉄鋼業界の取り組み 日中更迭業環境保全省エネ先進技術交流会

第11回日中鉄鋼業環境保全・省エネ先進技術交流会について

日本鉄鋼連盟は、2019年10月29〜30日の2日間、中国鋼鉄工業協会(CISA)との共催で標記交流会を中国山西省太原市で開催、日中両国から関係者約90名が参加し、最新の省エネ・環境保全対策の動向や日中双方の製鉄所で導入されている技術に関する情報・意見交換を行いました。日中双方から具体的な取組み事例の紹介が行われ、それぞれのテーマについて活発に意見交換が行われました。当連盟は、日中の相互利益に則りつつ本交流会を発展させていくことで、引き続き地球規模での省エネ・環境対策ならびに鉄鋼業の持続的発展に寄与してまいります。        

日程・開催地
2019年10月29日(火)〜30日(水)
                10月29日(火):本会議(山西太原花○国◎大酒店)
                10月30日(水):見学会(太原鋼鉄製鉄所)
        ○:くにがまえに元、◎:こざとへんに示
発表テーマ
日本側講演テーマ (下記7件)
○ 日本の長期戦略について
○ 日本鉄鋼連盟長期温暖化対策ビジョン
○ 所内エネルギー供給ライン健全化取り組み
○ ガス焚きボイラ燃料制御自動補正装置の導入について
○ 連続焼鈍炉用 低Nox RTバーナーの開発
○ 最先端の電気炉 省エネ・環境保護技術 ECOARC紹介
○ VOC処理技術について

中国側講演テーマ (下記6件)
○ 鉄鋼業のエネルギー効率の向上およびエネルギー高付加価値化技術ライブリーの構築と応用
○ 高炉ガスゼロ排出技術
○ 焼結機向流式活性炭を使用した排煙浄化技術の特徴と応用効果
○ 山鉄日照公司における予備荷電直通バグフィルター式集塵技術の応用
○ 鞍鋼の冶金固体廃棄物資源利用における革新的なアプローチ
○ スラグ総合利用による環境保護の促進
評価 

○日本側の評価
・世界では昨今、CO2排出は可能な限り速やかに減らすべき問題として扱われており、日本政府の長期戦略や鉄連の長期ビジョンのように、パリ協定に基づく2050年という先を見据えた取り組みを紹介したことは重要。
・本交流会のテーマは、幅の広がりを見せており、こうした幅広い分野で相互にディスカッションできる機会は非常に有意義。
・ 今後とも、本会合が日中双方の交流を深めるものとなることを期待。

○中国側の評価
・日中双方の幹部が本交流会を重要視しており、今回も双方の幹部が多忙な中、終日会合に参加されたことはその証左であると考える。
・ 中国側は実務の立場に沿った発表を行い、日本側もルーティンのモニタリングや実験データ、比較の状況について隠すところなく共有するなど、交流会は実務的でお互いにとって有益。
・ 事例発表や議論、見学を通じて、両国の鉄鋼業界は、環境・省エネ分野における、より実践的な踏み込んだ交流ができているものと確信。

                        
         曽谷環境・エネルギー政策委員長                       遅京東CISA副会長  

       
                                                                                            集合写真     
         
         
(参考) 太原鋼鉄製鉄所見学(10/30)
10月30日に太原鋼鉄製鉄所を訪問し、コークス炉、焼結炉、熱延・冷延工場、構内に所在する同製鉄所の歴史博物館の見学を行いました。

本件に関するご連絡/お問合せ先:
一般社団法人日本鉄鋼連盟 総務部 総務・秘書・広報グループ
TEL : 03-3669-4822   FAX : 03-3664-1457

技術・環境部 地球環境グループ
TEL : 03-3669-4837   FAX : 03-3669-0228

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